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バレエのことを語る

オールスター・ガラAプロ。初っ端のロパートキナから超人ばっかり、なのにまたしても生演奏がぱっとしない……。休憩後からの第2部の演奏の方が粗が目立つのは、みなさんスタミナ不足?

特にひどいのが、ロミオとジュリエットの寝室のパ・ド・ドウ。せっかくフェリが暴走する恋心を踊っているのに、あんな演奏でかわいそう……。

第2部最初のピアノとヴァイオリンも、弾き始めがどうも硬い。ピアノは左利きのひとが弾いてるのかと疑うほど、高音になるほどに確信なさげなタッチだし、ヴァイオリンも余裕なさげ。瀕死の白鳥はそれで心配してたけど、これは弾けてる。全体的にムラがありすぎる劇伴でした。

バレエは、ザハロワとエイマンのチャイコフスキー・パ・ド・ドウ、アナニアシヴィリとゴメスのジゼルと、アナニアシヴィリの瀕死の白鳥、フェリのジュリエットが特に心に残りました。

特にゴメスのジゼルのアルブレヒトが! ジゼルより足音がしないって、どういうことでしょう? いや、理屈としては男子の方がクッションになる筋肉量が多いから、というのはわかるんだけど、顔に衣装の紺色が映ってるせいか、「わー、この人もうすでにウィリに沼に落とされて死んでるんじゃ」「そうでなくともじきに後追い自殺しそう」という浮遊っぷり。

対するアナニアシヴィリも、まるで煙とか霧が空気中を移動するかのようなジゼルなので、この世のものじゃない感が半端なかったです。

終わってからは湯島ワイン食堂パパンでいろいろ食べて帰宅。