昨夜の東京バレエ団とダニール・シムキンのくるみ割り人形は、衣装の色とデザインが一部学芸会チックなものが残るほかは、プロジェクションマッピングなどを使った演出・美術、配役などかなりよかった。
ただし、オケの演奏は除く。今回もプロとは思えないいろいろがあった。
・1/6秒〜1音、別パートの音のリズムが合わないことがしばしば。おそらく外してるほうが指揮者を見てないと思われ
・くるみのあのメインテーマが最初に出るところがボソボソで弱いし揃ってないしでひどい
・白鳥の湖と同じ曲、つまり第2部はまあまあなめらか
・シンバルがかなり酷い。「いやそこはフォルテですけど強く打ち合わせればいいってもんじゃないんですよ?」というガチャガチャさ。夫の人曰く「あんなことしてたらシンバル壊れるよ……」
また、小さく細かく打ち続けるところでだんだんリズムが遅れていくのでイライラする
・開演前にオケの舞台での集合写真を横にデカデカとプリントしたトラックが停まっていたが、お金をかけるとこはそこじゃないだろ、明らかに!
なお、花のワルツのソリスト四人のうち、崔美実さんという方が飛び抜けていた。波紋使いのように、衣装の動きも制御しているかのようでした。