『目黒考二の何もない日々』
213/289ページで、椎名誠が目黒考二の生活が「そんな人生」だと2013年まで知らなかったことにびっくり。しかしシーナ&メグロの仲でさえこうなのだ。ひとを知る、というのは難しい。
201-202ページに書名の誤字。『リンネとその使徒たち』の使徒が3回の登場とも「使途」。妄想族なので「リンネ(略)の使途」の文字列に、付箋を丹念に資料に貼るリンネの姿を幻視。しかもキラキラネームふうに♡付きひらがなで「りんね♡」の名入り付箋。
また246ページ2行目の御楽園→御薬園。小石川の話なので後楽園の誤字かと思ったら。
『本の雑誌風雲録[新装改訂版]』
「毎日会社に行くと本を読む時間がなくなるから」という理由で、新卒で入社した会社を皮切りに8社を3日目にやめるという、若き目黒さんのダメ人間ぶりに驚愕(3社目くらいで気付こうよ)。
椎名誠、沢野ひとしも驚愕のマイペースぶりで、「本の雑誌」、よく生まれ、よく育って、いや生き残ってきたなあと思う。
そんな目黒さんが「本の雑誌」の助っ人たち(椎名誠言うところのドレイ)に、「若いんだから、礼儀を知らなくてもいいじゃないか」と思うまでに至る、ゆるやかな成長曲線の暖かさには不覚にも泣かされてしまった。電車の中だったのに。仕事は使う側をも育てるんだなあ。
本書の誤字は、この2箇所しか見つけられず。
(1)
どうしても人出が足りなく
↓
どうしても人手が足りなく