ユーリ・ノルシュテイン監督特集上映
「アニメーションの神様、その美しき世界」
イメージフォーラムで明日までなので、今日、早起きして見てきた。昔見た「霧の中のハリネズミ」「話の話」を美化していてがっかりしたらどうしよう、と思っていたら、前夜なかなか眠れなかったのだが、実際、ふたたひスクリーンで見ると、デジタルリマスターされる前もこの美しさだったと思うけど? という感じ。
しかし、初めて見る作品も合わせてノルシュテイン一気に6本というのは無茶かもしれない。美の洪水で脳の神経が持たず、眠くなってしまうのだ。その意味では見たことのある作品が後半にあるのは、よかったのか悪かったのか……。
今回、いちばん戦慄したのはロシア・イコンのフレスコ画をアニメ化した「ケルジェネツの戦い」。たぶんこの作品でだいぶ圧倒的な美で以って神経回路を焼かれたと思う。映画館のスクリーンで見られてよかった。