京都のオオサンショウウオのことをちょっとだけ調べてみた
オオサンショウウオは現存する世界最大の両生類で、国の特別天然記念物に指定され、環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類に分類されている。
今現在、在来種のオオサンショウウオ以外にチュウゴクオオサンショウウオ、在来種と外来種の交雑種の3種類が確認されているが、2012年に行われた調査では、鴨川水系で捕獲したオオサンショウウオ84頭のうち92.8%が交雑種で、保護の対象となる在来種は3.6%にとどまった。
また鴨川水系以外の桂川水系で交雑種が見つかったことも問題になっている。
チュウゴクオオサンショウウオは食用のために輸入したものが逃げ出したといわれている。
このチュウゴクオオサンショウウオ、気性が荒く交雑種もこの特性を引き継いでいるため、気性の穏やかな在来種は生存競争に負けてしまって数を減らしてしまっていると考えられている。
噛まれるのはチュウゴクオオサンショウウオと交雑種。
とは言え、どっちにしても触ったらダメなんですけどね。