お腹すいて起きて、朝ごはん食べてから二度寝したら、なんか切ない夢だった。が、見知らぬ場所にほぼ知らない人だらけ。
最初は何かから単独で逃げているらしく、高い塀と、その上に茂った木と蜘蛛の巣を、手ぬぐいタオルを掛けて乗り越えたりしている。そのうち誰かと一緒に逃げている。
水道遺跡みたいなところに出ると、絶対、保存法違反だと思うんだけど、好き勝手に土産物屋が立ち並ぶ場所。一緒にいる誰かが、遺跡の橋の上とかでじっと立ち止まったりしている間にキョロキョロしていると、土産物屋の表は時代がかってるのに、裏はピカピカのアルミサッシなのが、日本の土産物屋だなぁ、という感じ。
一緒にいる誰かが「今日、覚えてる？」と言うのだが、さっぱり思い出せない。夢の中なので、季節がいつなのかさえ定かではない。「なんだっけ？」というと哀しそうな、若干うらめしそうな目で見られる。
腕時計の日付け部分を見ると7月で、えっ！と思って表示を変えて変えて一巡したら7/15だった。「えーっと、もしかして別れた日？」と聞くと、頷く。「もっと暑かった気がしてたから8月かと思ってた。ていうかいちいち（恋人と）別れた日覚えてるの？ 哀しくない？」と言うと、まあね、みたいな、あるいは、薄情な女、みたいな曖昧な顔をされ、かわいそうになって手を繋いでしまった。むこうもおとなしく手を繋がれている。
その後、ガイド（何の？）の女性が合流したり、応援上映の映画を見に行ったり、昭和モダンなレストランバーに行ったら夫の人らしき人がいたりとかした。

あれが誰だったのかはわからないけど、おばあさんになって昔の恋人に遭ったら、こんな感じなのかなー。だが7月に別れた恋人なんてのは、いないんである。