性暴力が被害を受けた奴の心身を(個人差はかなりあるにせよ)どれほど酷く苛むかなんて、
こんな偏屈野郎のidページを見て下さっている、
心の広い皆様には改めて言うまでもないことだ(と思う)し、

AV女優や風俗嬢、ウリ専ボーイやエロ本モデルといったいわゆる「セックスワーカー」が、
それに対する差別や偏見のせいで、
かなりロクでもない労働環境の下で働かざるを得なかったり、
職場を離れた場所でそれと知れると変に蔑まれたりする(ことが多い)ことも、
たぶん多くの人にとっては予想外のことではないだろう。

でもね、どんな人にも明日は来る。

性暴力被害者になってしまったら、
それ以降の一生をずっと泣き暮らさねばならん訳ではない、
っつーか俺のハイク見てたらそんなの嘘だってよくわかる筈だと思うし
(被害があったことを｢完全に忘れ去る｣ことは難しいかも知れないけれどな)、

セックスワークに従事してたことがあったからと言って、
その後の一生を誰か支援してくれる人に委ねなければならないほど、
人生がめちゃめちゃになってしまうとはたぶん限らない。

id:kutabirehateko さん、

あなたが、あまりにも安易に性を、性暴力を扱うメディアと、
その送り手にすごくムカついてて、
その中で消費されていく、
個人の(多くは、女性の)セクシュアリティを、
どうにか守りたい、守れないかと真剣に考えてるのはわかるけれど、

＞AVは出演するお嬢さんたちの人生を考えると全面的になくなってほしい

これは、「出演するお嬢さんたち」の人生を本当に尊重しているセリフとは、
俺にはどうしても思えない気がするんです。

「あまりにも暴力的な、『労働』の範囲を超えて過酷なAVはなくなるべきだ」
という点には俺も文句なく同意するんだけど。