他人のエントリの引用になってしまいますが、
http://h.hatena.ne.jp/Francesco3/9234074524826247113
こういう事はザラにあると思います
(『ストックホルム症候群(&リマ症候群)』なんて言葉があるくらいだし)。

近親者からの被害を受けた訳ではありませんが、
俺個人も、友人だった女性から被害を受けた直後に
｢自分は同性愛者だったのか？｣と悩んだ経験があります。
被害/加害を分ける線引きが微妙なケースってのはあるでしょうね。

ただ、俺の場合に関して言えば、
相手のしたことを楽しいとも｢それでいいんだ｣とも思えなかったし、
逆に、
｢どんな意味合いであれ俺のことを『好き』だったなら、
何でいきなり寝込みなんか襲ったんだ？口説く価値もない奴だと思ってたの？｣
という疑問がいつまでもいつまでも消えなかったし、

…相手を友達として慕う気持ちは、正直今でも完全に消えてはいないのですが、
でもどうしても、それをなかったことにして、
相手を受け入れることはできなかったです。
どんだけ脆弱でナイーヴで世間知らずだと言われようが、
寝てて意識のない相手に、
口説くとか迫るとかいう段階すら踏まずに圧し掛かるような奴を、
俺は友達として大事に思っていたんじゃないんだし。
奴のことを｢加害者｣と呼ぶことに、ためらいが全くないわけではありません。
でも、あんな事、やっていい事じゃないよ。どう考えても。

……ブクマで話題になっているケースに関しても、
兄のやってることを妹は明確に嫌がってる訳だし、
とりあえず｢被害者｣として扱っても構わないのではないかと思います。
事が起きてしまった以上、どういう方策を取ろうと、被害者加害者含め、
誰もこれ以上傷付かないという展開はないでしょうが、
なんというか、｢できるだけ傷が浅く済む方法｣を模索する他はないでしょうね。