来る日も来る日も若き同性愛者たちは、学校の廊下で、自宅で、職場で、攻撃を受ける。都市だろうが田舎だろうが同じだ。来る日も来る日もその若者たちは、罵られ、排除され、犯され、馬鹿にされ、侮辱され、傷つけられ、殴り倒され、物を盗まれ、汚され、孤独に追いやられ、脅され、愚弄される。うまく乗り切る者もいれば、そうでない者もいる。まやかしの人生をうまく手に入れる者もいれば、見せ物の動物になる者もいる。
いまどき同性愛者たちへの憎しみなんて存在しないと、そう信じたがる人々もいるが、そんなことはないのだ。
(中略)
そう、彼らは愛し方を学ぶ前に、嘘のつき方を覚える。けなげな嘘つきたち。まさにそんな事実を前にして、私は『トム・アット・ザ・ファーム』を書かねばならないと考えた。
(/ミシェル・マルク・ブシャール)
勝手に引用のことを語る