第一部はジル・ロマン振付「テム・エ・ヴァリアシオン」。不眠症で手紙魔だったベジャールから大量に届いた手紙への返事のようなものだそう。ジルのダンスは常に他者への意識があって、隣り合うダンサーとの接触や音楽に反応してふいっと動き出したりする。ジルが芸術監督になってからボレロのメロディに指名されたダンサーはあんまり「孤高」っぽさのない人が多いといわれてますが、彼の作品を見るとそれもむべなるかなと思ったり。
第二部「ベジャール・セレブレーション」。…………モーリスさんっていっぱい作品つくってるんですね(しろめ)古今東西みたことない断片が目白押し。全体にパワフルながらスタイリッシュなセレクションでした。パミーナが美しかったカテリーナは今日も輝いてました。最後はジルを囲んでぐーるぐーる回る。しみじみと胸にきました。
とりのすのことを語る