そんな体ですが来日中のローザス「Fase-ファーズ-」を観に行ったのです。
スティーブ・ライヒのミニマルミュージックに、同じく厳密な反復動作で真っ向から応えるおどろきのストイシズム。4曲あるうちの前2曲がことにストイックなので大リーグボール養成ギプスだと思ってじっと眠気をこらえていると後半2曲でカーーーっと体が熱くなってくるっていう、こういうところが抽象作品の面白さだなあと思いました。機械的な動きの中にちょこちょこ顔を出すユーモアと艶と獰猛さがよかった。
振付のアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルが久々に全編を踊るという、思いがけず貴重な機会に立ち合いました。共演のダンサーが生真面目にきちきち踊ってる横で振付家本人がめっちょフリーダムっていう。すごく好き。
とりのすのことを語る