成人式の日になると毎年憂鬱になるんだよなー。
私は成人式自体はどうでも良かったんだけど、振袖着てみたかったんだよね。どういうもんかと思って。
で、できればそういう機会でも持てないかなとか、そういう事親に持ちかけようとしたけど「そんな事してどうするんだ」「成人式なんて行って何の意味がある」とか取りつくしまもなく全否定されたんだな。
その後父方の祖母からお祝いで結構まとまったお金が届いたんだけど、それって私の一つ年上の従姉が前の年振袖着て写真撮ったりするのにかかった額だったから、祖母としては私も同じようなことして同じくらいかかるんだろうと思って送ってきたんだろうけど、父が「こんなにお金送ってもらったんだからおばあちゃんに写真くらい送らないと」とか言い出して、ただ「振袖着たりとかそういう金を掛ける事はする必要ないけどマンション(当時買ったばかりだった)の前でスナップくらいでも撮って」とケチな事を言い出したので断固拒否した。子供にお金かけるのが死ぬほど嫌って性分だったんだけど、ここでもそれを発揮されてうんざりしたんだよね。常々、だったら生む前に殺しておいてくれと思ってるのだけど。他のきょうだいと同じようにさ。
あと同様の事で、高校(服装自由)の卒業式で袴着てみたかった(これもまた珍しい服は着てみたいという興味)んだけど、それは母に拒否され、黙らせたかったらしい母が「あんた靴どうするの?」と言って勝ち誇った顔されたのとかも一緒に思い出してしまう。何度か書いているけど女性としては足が大きくて女性ものの靴で合うサイズがなかなか見つからなかったので、袴着ようにも合う靴ないから無理でしょ、で終わらせたかったんだろうけど、人がずっと気にしてる体型をタテにしてそういう事言って黙らせようとするかと今思い出しても腹が立つ。私は足が大きくなるのが嫌で長い事わざときつい靴履いて、結果骨に腫瘍ができて手術でとったりしたのに、それはその当時からしたらほんの2年前の事なのに、そういう事言うかと。
で、成人式当日は店長に「成人式出ないなんて非国民だ」とか冗談言われながらバイトしてた。
ホテルのラウンジのカフェテリアで、写真撮影(ホテルの方でそれ用に業者に部屋を貸していた)するらしい振袖きた新成人とその両親にコーヒー出してた。「最近は何もしないって人もいるらしいけど」「でも記念だからねー」みたいな会話聞き流しながら。
ただちゃんと話し合って、結果的になしってなるなら、今になってまで憂鬱な気分にならなかったんじゃないかと。
このときもそうだし、この後もずっとそうだけど、親にとって都合の悪いわたしの願望っていうのは無視する事でねじ伏せられるんだという虚しさなんだよな。無視してなかった事にされて、その内私自身の希望でそうなったって事になる。両親の中ではいつも。ずっとそうだったんだけど、特定の行事に絡むからこの事は毎年思い出しちゃって憂鬱になる。