丹波篠山、王地山稲荷。
藩主青山忠裕が老中を務めていた文政年間、上覧大相撲にて篠山からやってきた八人の力士が連戦連勝、巻け嫌いの忠裕は大層喜んで彼らに会おうとしたがどこにもおらず、調べてみると全員が篠山領内のお稲荷さんの名前だった…という「まけきらい稲荷」の話が伝わっています。
こちらはその筆頭、大関・王地山平左衛門が祀られているそうです。
手水舎には化粧回しの狐が描かれたタオルが掛かってました。
ちなみにこの稲荷社を管理しているのは日蓮宗の本経寺で、仏教系のお稲荷さんということです。
幟に「王地山稲荷荼枳尼天」とあるのもそのためなんですね。
寺社巡り同好会のことを語る