和田宮こと和田神社。
主祭神は天御中主大神、相殿に蛭子大神と市杵嶋姫大神が祀られています。
淡路島に多く祭られていた蛭子大神が最初に本州に上陸したのが和田岬の「蛭子の森」で、ここは蛭子大神が祀られた西摂最古の神社です。
その縁から、毎年旧暦8月22日に西宮神社の神輿を和田岬へ神幸する祭り「船渡御」が行われていたことが平安時代の記録にあるそうです。
市杵嶋姫大神は平清盛が兵庫津を開く際に厳島から勧請したもので、天御中主大神は江戸時代に武庫川の水害で岡太神社の神輿が流されてきた縁で祀るようになったそうです。
日没後に偶然見つけて寄ったのですが、実は結構由緒ある神社でした。
摂社の高倉稲荷神社。朱色の鳥居がライトアップされていい感じ。
稲荷社の奥にある巳塚。白蛇は和田宮の神様のお使いという伝承があるそうです。
ちなみに、織田信長の西宮神社領没収以来廃絶されていた船渡御は平成12年に復興され、今年も明日から始まる西宮まつりの最終日(9/23)に行われます。
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