大森銀山には龍源寺間歩以外にも数多くの坑道跡があって、その数なんと500以上。それぞれに番号が振られてます。
町から一番近い新切間歩は水抜き坑だったとのことで、今でも水が流れていました。
その付近の駐輪場に自転車を置いて、龍源寺間歩まで徒歩で向かいます。
龍源寺間歩は大森銀山唯一の観光用坑道で、規模は大久保間歩に次ぐ600mの長さで、そのうち273mが公開されているとのこと。
ちょうど西本寺の山吹城城門で側を通り過ぎて行ったガイドさんの一行に追いついたので、色々と話を聞くことができました。
中はとても涼しく、ガイドさんによると坑道内の気温は14度だとか。
ここに来たら岩盤の裂け目の奥にある鉱脈を見ていかないと意味がありません!あなたたちもホラ、そこをしっかりと見て…と、だみ声で力説され、思わず聞き入ってました。
ガイドさんは坑道を出てからも石を取り出して色々と説明してくれたんですが、時間的に余裕がなくなってきたので、すっと抜け出して佐毘売山(さひめやま)神社へ。
ここは鉱山と鍛冶の神・金山彦を祀る神社で、益田市にある同名の本社から大内氏によって勧請されたもの。
なんで名前に反して金山毘売(女神)ではなく金山彦(男神)なのかと疑問でしたが、本社の由緒によれば、元々は金山姫・埴山姫・木花咲耶姫の三女神を祀り「姫山神社」と称していたとのこと。
お参りを終えた頃、ちょうどガイドさんのツアー客が通りかかりましたが、石段が急なためか誰も立ち寄ろうとはしませんでした。
山吹城登山口のバス停跡にて。登りたかったけどもう時間が…。
徒歩だったら帰りのバスに間に合わなかったはずですが、自転車で下り坂をさっと飛ばして帰れたので助かりました。
史跡巡り同好会のことを語る