明石市魚住の住吉神社。
住吉神社ということで、底筒男命、中筒男命、表筒男命の住吉三神と、気長足姫命(神功皇后)を祀っています。
託宣により最初に住吉大神が祀られたという伝承から、住吉神社発祥の地を称しているのですが、確か神戸市の「本住吉神社」も社伝で同様の説を唱えていたような…。
こういうのも、社伝や由緒の面白いところでしょうか。
海岸沿いの自転車道に面した場所で、周囲一帯が松林の公園になっており、休憩がてら立ち寄るにはもってこいの場所でした。
画像では小さくて分からないかもしれませんが、このように鳥居から楼門、拝殿、本殿と一直線に並ぶのは、東播地方の神社によく見られるものだそうです。
立派な楼門は、慶安元年(1648)建立。
左右の中を覗いてみると、随身ではなく陶製の狛犬がいました。
藤棚もあったのですが、ちょっと時期遅れですでに花は落ちてました。
ちなみにここは藤には縁の深い神社で、「住吉神社神代記」によれば、住吉大神の託宣に従って大藤を切って海に浮かべたところ、この地に流れ着いたことから、雄略天皇の八年に当地に勧請して祀ることになったそうです。
境内には他にも、能舞台や連理の枝を持った神木などがありました。
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