3/8に恵那市岩村へ訪れた際、いくつか神社へお参りしてきました。
武並神社。主祭神は大己貴神(大国主)ですが、遠山氏の祖で二代目岩村城主である遠山景朝が祀られています。
かつては武並山の山頂に社殿があったそうですが、大正期にここ一色天王山へ遷座しました。
この長屋風の拝殿は、地方の農村でよく見られる形ですね。(うちの田舎の天満宮も似たような感じです)
境内には津島神社もありました。
津島神社は京都祇園の八坂神社と並ぶ天王信仰の古社で、特に東海地方に数多く見られます。
ここの地名が天王山なので、おそらく遷座前はこちらが本社だったんじゃないかと…。
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遠山氏は鎌倉から戦国時代の末期まで東美濃を支配した氏族で、氏神としての武並神社は岩村をはじめ恵那地方一帯に数多く見られます。
この武並神社から岩村城内の八幡宮へ神輿で渡御し、父神・加藤景廉と対面するという秋祭りの行事が、元禄年間に藩主松平乗寿によって創始され、今も続けられているそうです。