神戸、諏訪神社。夜景で有名な「ヴィーナスブリッジ」のある諏訪山の中腹にあります。
長野県の諏訪大社を本社とし、中世には狩猟神また武神として信仰を集めた建御名方大神を祀る神社なのですが、こちらは後に勧請された稲荷大神の方が色濃く表れていました。
派手な朱色に塗られた門は、華僑の方々からの寄進によるものです。
拝殿にはなぜか狛犬ではなく狐像が…。
裏山にはいくつか小さな祠もあり、稲荷山のようになっていました。
-
由緒記に「七千の中国人華僑の大半が当社を崇敬参拝され」とありましたが、華僑は基本的に商人ですし、商業神として稲荷神が信仰されてきたものでしょうか。
境内は全体的に赤や緑といった原色に彩られ、民国暦の記された奉納額も多数見られました。