朝倉氏最後の当主・義景の館跡です。ソフトバンクのCMにもちょこっとだけ写ってますね。
この唐門は江戸時代に建立されたものだそうですが、その頃からすでに史跡として扱われていたんでしょうか。
館は足利義昭を招いて盛大にもてなしたところで、その敷地の広大さからも、当時の朝倉氏の繁栄ぶりが推察されます。
一乗谷朝倉氏遺跡資料館には、管領細川氏の居館を参考にしたという、この館の復元模型が展示されてました。
写真手前の庭園は、湯殿跡、諏訪館跡、南勝寺跡とともに「一乗谷朝倉氏庭園」として特別名勝に指定されていますが、先日の大雨の影響か一部が崩落しており工事中でした。
義景の4番目の夫人で側室となった、小少将の屋敷跡と伝えられる諏訪館跡の庭園。
滝副石には左に「性安院殿大岫宗淳大居士」(孝景)、中央に「長陽院殿天沢宗清大居士」(貞景)、右に「月光院殿照葉宗滴大居士」(教景)の3人の戒名が刻まれています。
父と祖父の名に並んで、英林孝景の八男で貞景の代から活躍した宗滴の名が刻まれているあたり、朝倉家中でも特別な存在だったことが伺えます。
史跡巡り同好会のことを語る