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史跡巡り同好会のことを語る

18切符今季の最終日、越前福井は一乗谷の朝倉氏遺跡を巡ってきました。
史跡エリアはとても広く、じっくり巡ると日が暮れてしまうのは確実なので、まずは逸る気持ちを抑えて一乗谷朝倉氏遺跡資料館へ。
駅周辺には観光案内所などもないため、ここで巡回用のできるだけ詳しい地図を入手しておく必要もありました。

今年は特別史跡指定40年、資料館開館30年、朝倉氏庭園特別名勝指定20年とのことで、「戦国城下町 一乗谷を歩く」と題してこれまでの調査の総まとめ的な展示をされてました。
館内には出土品が色々と展示されていましたが、中でも多数出土した将棋の駒に「酔象」という現在の本将棋以前の物(小将棋というそうです)が興味深かったです。
朝倉氏が一乗谷に町を作ったのは、七代にして戦国大名としての初代とも呼ばれる英林孝景の頃と言われていますが、その後氏景、貞景、宗淳孝景、そして義景までの約100年、越前最大の都市として栄えました。
町は織田信長の侵攻によって灰燼と化してしまいましたが、その際に再起を期して埋めたのか、銭がたくさん詰められた壺も出土しています。

館内に貼ってあった素敵なポスター。

一乗谷駅周辺の風景はこんな感じ。黄金色の稲穂がとても綺麗でした。