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ホリィ(新人)のことを語る

「浦上久松丸」で検索して見つけた永禄12年「青山合戦」から浦上没落までの流れ

店唯一の犬: 正しい犬のしつけ
http://inusitu842.seesaa.net/article/389580973.html

ブログタイトルはアレですが、1年程前の「岡山地方史研究会」における森脇崇文氏の報告のメモのようです。宇喜多氏の研究でよく名前を見る方ですね。
「毛利にとって包囲網破りに宇喜多を使っているうちに信長と対立し、宇喜多が育ち過ぎた番犬に」との結論ですが、元亀3年の和睦を「宇喜多の要望により」としていることや、天正元年時点で信長が恵瓊に対して「尼子、三好、山名祐豊を認めず」という辺りがポイントでしょうか。
宇喜多から見ると、毛利が信長の尼子や浦上への対応に不信を抱くところに巧みに付け入り、その力を利用して勢力を拡大したというところでしょう。

宇喜多に久松丸を送り込んだ小寺にしても、赤松宗家と組むことで抜きん出ていたつもりが、先に信長に降参した浦上が「備播作之朱印」を獲得したことで危機感を抱いたんじゃないでしょうか。
結局、没落させられた浦上を受け入れつつ荒木村重に応援を頼んでいる辺り、まんまとしてやられた感じですね。