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ホリィ(新人)のことを語る

秀吉が英賀の件について「必ず信長存分申し入るべく候 両人おいては疎意あるべからず候」と返しているにも関わらず、その後の返答はなかったようです。
毛利が織田との断交を決定して本願寺を支援したのが「第1次木津川口の合戦」で、翌年の宇喜多直家と組んでの陸海共同の播磨侵攻作戦を阻止したのが「英賀合戦」とされていますが、カウンターどころか官兵衛が独断で、あるいは秀吉と共謀して起こしたものではないかと。
近年の研究では当時の信長は毛利との対決を(本願寺との戦いすら)望んでいなかったことが指摘されてますし、あるいは秀吉が独断で官兵衛を動かしたことで開戦に至ったのであれば、やっぱり秀吉は相当なワルですね。

後に秀吉が上月城を巡って危機に陥った際、援軍として赴いた諸将が非協力的だったのは「成り上がりの秀吉に対する反感」が理由だとか言われますが、そういう話ではなくなってきますし、自ら進んで秀吉の尖兵を務めた官兵衛も…まして英賀には姉妹が嫁いでいるわけですから。
そうなると、英賀と小寺政職、官兵衛の関係についても先入観を捨てて見直す必要があります。
いやー面白い。