鳥取には幼少の頃から縁があり史跡に訪れる機会が比較的多いのと、尼子氏、特に尼子経久に興味があったので、山名氏はその関係で知った程度でしたが、応仁の乱と赤松氏に興味を持ったので自然と山名氏についても学んでいきました。
ただ、この辺りは鳥取県史ブックレットの『織田vs毛利 ―鳥取をめぐる攻防―』と『尼子氏と戦国時代の鳥取』が主な情報源で、宗家の但馬山名氏については良い資料を持っていません。
後は法雲寺の史料館「山名蔵」で購入した会誌『山名』が何冊か手元にあるのと、鳥取市歴史博物館の企画展「The山名」の図録くらいです。
(この企画展に合わせた川岡勉氏の講演には学ぶところが多く、幕府・守護体制を通じた畿内と地方の繋がりについて考えるきっかけになりました。この方は吉川弘文館の人物叢書で山名宗全を書かれているので、いずれは読むことになりそうです。)
毛利方の山陰方面からの上洛の話、興味深いですね。荒木村重離反の頃でしたら、まだ伯耆南条氏は毛利方ですね。八木豊信ら但馬の旧山名重臣も同様でしょうし、その目もあったんでしょうか。