三好の話になってきたのでこちらに繋げます。
この天野先生の講演中に、質疑応答の時間があったらぜひ先生の意見を聞きたいと思って、こんな質問を考えてました。
「もし三好長慶があと5年長く生きていたら、三好家は足利将軍家をどんな形で克服して、他の大名とはどういう関係を築いていたと思いますか?」
事前に考えていたのは、地元にある三好長逸が城主を務めたという飯岡城のことや、篠原長房の評価や松永久秀との関係だったんですが、主催が徳島県人会ということで、多くのお客さんはそこまで三好氏の細かいところに興味があるわけじゃなさそうだったので、この辺が聞きたいところなんじゃないかなーと。
それに、史料の裏付けのない仮定への答えなんて、論文や著書で語られることはないでしょうから、良い機会だと思ったんです。
でも、質疑応答の時間は無残にも…まあよくあることですが、質問というより自説を開陳したい風にしか見えない人の、よく分からない主張と問いかけでほとんど終わってしまったという。
この辺、その場で挙手して適当に当てるんじゃなくて、せっかく長い時間取ってるんだし、休憩の間に募集した質問から選んで答えるとか、もうちょっと意義のある形にしていただければ良かったなぁと。(先生も突然何を聞かれるか分からないと結構大変でしょうし)
これはただの愚痴です。すごく悔しかったので…。