twitterで天野先生の『三好一族と織田信長 「天下」を巡る覇権戦争』が元々三好贔屓ではなさそうな人にも話題になってるようだったんで、以前からやってみたかったアンケートを実施したところ…。
もうちょっと篠原が伸びるかなーと思ってたんですが、まだまだ松永の悪名は強いみたいです。
反射的にクリックされないよう松永を選択肢の最後にしたんですが、大して効果なかったかも(笑)
長逸を選択されたという方から、説得力ある回答をいただきました。
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分裂の発端が将軍家対策をめぐる政権内の意見の相違(襲撃メンバーvs久秀)
これが実権を有する長逸と久秀の権力争いとなったと考えます。
分裂の主原因も長逸派の久秀親子追放が契機なので一番悪いのは長逸という理由。
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最初に松永父子の排斥を強行して、久秀を義昭方に追いやってしまったのは長逸だからということですね。
僕も将軍殺害は久秀の意志ではないこと、三好家における長逸の地位の高さ、義継が離反の直前に三人衆の非道を篠原長房に訴えていること等を知ってからは、そもそも発端を作ったのも事態を悪化(義継離反)させたのも長逸はじめ三人衆だろうと考えるようになりました。
天野先生の本では、長逸は義継を推したかったけど阿波三好家(っていうか篠原)の功績が大きすぎて、義栄擁立に従わざるを得なくなった、みたいな感じに書かれてます。
以前にも触れましたが、長逸は義栄の将軍就任後に斎藤利三を通じて稲葉良通に信長への取り成しを依頼していたってところも、お前は三好家をどうしたかったんだって感じで、ちょっと印象悪いです。
まあ、まだ当時はまさか信長があんなことになるとは誰も想像できなかったでしょうけど…。