id:k-holy
ホリィ(新人)のことを語る

砂村はフロイス『日本史』では「砂の寺内」と呼ばれ、この地で洗礼を受けた老人が以前異教徒であった頃から身に付けていた数珠を手に「南無阿弥陀仏」と唱えたことが記されていることから、元は真宗寺内町であったと考えられています。

こちらの光円寺は浄土真宗ですが、天正4年の創建だそうです。その隣には本行寺がありましたが、明治時代に合祀されたとのこと。
天正4年だとすると、砂には真宗寺院と結城氏が建てたという教会が同居していたことになりますね。

東町の通りを突き当たったところにあるのが法華宗の妙法寺。


元和3年開基とのことですが、ここは結城氏による教会が建てられた場所と推定されています。
領主が結城氏から「異教徒」に交代するに伴って、砂の教会も破壊されてしまったのでしょうか。