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ホリィ(新人)のことを語る

畿内は特に近世大名として残った家は少ないですし、畿内戦国史が長らく「細川両家記」頼みという問題もあったようですね。そういった問題意識についてはこちらの資料が参考になりました。

戦国期畿内研究の再構成と「細川両家記」
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/wp-content/uploads/2010/03/p159.pdf

天野先生の三好氏研究にも活用されている「宝珠院文書」の研究には尼崎市立地域研究史料館が関わっているようで、来年秋に刊行されるという新「尼崎市史」がとても楽しみです。(尼崎市中央図書館の戦国期資料の充実ぶりもその影響でしょうか)

上流と下流、確かに対立関係が複雑で、俯瞰的に見られる史料も少ないでしょうし、多方面に目を配らないとなかなか状況が見えてきませんね。僕は特に丹波の動きがさっぱり把握できてないので、何とかしたいです。
国人としては、いずれは今の生活範囲的に身近な瓦林氏を追いたいとは思っているのですが…。