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ホリィ(新人)のことを語る

実は今月初めに買って、一巡目読了してました。

もうだいぶ感想も薄れちゃってますが、乱自体の経緯はそんなに新しい情報はなかったものの、今では応仁の大乱の始まりとして知られる御霊合戦、当時の人々には全くそういう風には捉えられていなかったという話が新鮮でした。
あと、朝倉や古市ら西軍派とのコネを活かして積極的に乱に関わった経覚と、一歩引いた立場で冷静に状況を観察する尋尊の性格の違いがそれぞれの日記に現れている、という話が面白かったです。
しかし、応仁の乱から明応の政変後までのこの時代が新書でまとめられて、しかもそれが大好評を博しているという事実が何より画期的だと思っています。
この時代を扱った新書が、更に続いてくれると嬉しいですね。