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ホリィ(新人)のことを語る

三十郎はもはや信繁を救うことが叶わないことが分かっていて、ならば自分も信繁の元で戦いたかったんだろうな、本当は。あの慟哭はそういう風に感じられました。作兵衛もその気持ちが分かるからこそ、慰めていったんだと。本陣にあって冷静に努めていた小山田茂誠との対比がまた良かったです。

信繁が少年の頃から彼に付き従っていた唯一の家臣として描かれていた三十郎、通説では信繁よりもずいぶん年上とされてますが、実は彼の父矢沢頼綱ともども当時の史料からは真田家との関係や実年齢が分かっていません。丸島先生によると通説の信繁とほぼ同じ年齢だったと推定できるそうですが、先生は信繁の生年も通説の永禄10年から更に5年ほど下った元亀3年と推測されています。
ドラマではどうだったのか分からない(覚えてない)んですが、少なくとも三十郎の年齢は新説が採用されたんでしょうね。良い役回りだったと思います。