真田丸
このところ、だんだん秀頼の人物描写が、キリッとしてるだけで物事が見えてない、信念もないのを露呈させてますね。
実際そうだったのかもしれないけど、彼の周りにいるのも大局観を持ってなさそうな人ばかりで、信繁が時折見せる怪訝な表情がまた見てる方の不安を煽ってくれます。
大蔵卿局や淀殿が片桐さんを追い出して徳川との仲を決裂させておきながら、自ら攻勢に出て世を乱すことを厭うのは、徳川家が豊臣家を敬うのは当然、という変なプライドだけが原因なんでしょうか?
信繁が淀殿とともに青春時代を懐かしむ?ところは繰り返し描写されますが、それぞれの豊臣家への心情はどうなのか…明らかに同床異夢という感じですよね。なんかよく分からん。
戦って勝ったとして、その先に「豊臣家」をどうすべき、というのを大坂方の誰一人示してない感じがしてて、このままの流れで戦闘開始されてもいまいち感情移入しづらいというか…。
実際、冬の陣で徳川に付いてたのに夏の陣で大坂に入城したような人物もいたので、開戦時点では大坂で負けたら豊臣家は滅ぼされる、とまでは誰も思っていなかったのかもしれませんが。
ホリィ(新人)のことを語る