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ホリィ(新人)のことを語る

真田丸
いやー、良かったですね。側室ですらないきりが、またもやメインヒロインっぷりを見せつけた回でした。
一人で己の半生を省みつつ、敬愛する人たちの言葉を思い起こしながら、静かに決意したというのも良かった。
秀吉の最期に信繁を立ち会わせたのは、この時のためだったんですねえ。
自分も秀吉から秀頼と豊臣家の未来を託されたのだと、信繁はあんな境遇になっても、それをずっと心の底に溜め込んでいたと…。
庭の畑の作物と、新たな名乗りを決める籤を作らせることで、大助にそれを示したっていうのも面白かったです。
そして「九度山村」の「村」で幸村、そうきたか。「天下一統」の「下」とかだったらどうすんの。下幸?幸下?なんか弱そう(笑)
「勝頼」とかも書いてたけど、「頼」って諏訪氏の通字だし使っちゃ駄目でしょー。

史料上では「幸村」の名は確認できないそうですが、制作側は当然それは織り込み済みで、無名の真田信繁がいかにして幸村伝説を作り上げたのかを、これから存分に見せてくれるのでしょう。
ただ、今のところ信繁は立場が悪化しているらしい豊臣家を救うために大坂に入るんであって、別にすぐ家康を討とうとか、徳川の天下をひっくり返そうとか、そういう意識ではないですよね?
家康の方も戦にはあまり乗り気ではなさそうだし、実際徐々に力を弱めるけど、豊臣の血は残すという路線で進めていたはずなので、その辺りはどうするんでしょうね。

あと、片桐さんが俗説とは違ってあんまり同情できない感じだったのは、最近の研究を取り入れたんでしょうか?
そして徳川方に付いちゃうわけですが、それはどう説明するのか…。