真田丸
小日向文世の秀吉、明るさと怖さが見事に同居してて、とても良いですね。弄ばれる景勝が見ていてつらかった。
大坂編の初っ端から、ナレーションで色々ばらしすぎとは思いましたが、まずは秀吉近親者の人間関係を示しつつ、今後それが崩壊していく様子を描くつもりなんでしょう。そのための予告回と受け取りました。
秀次(孫七郎)は小牧・長久手の戦いで池田・森ら別働隊を率いて痛い目に遭った後のはずなんで、あの脳天気っぷりはちょっと変なくらいですが、聞くところによると昔ながらの「殺生関白」といったイメージを払拭して近年の研究成果を取り入れた人物像にするようです。
あと、加藤清正に続いて福島正則も登場しましたね。
豊臣政権の実態が解明されるにつれて、石田三成の「忠臣」という評価もまた変わってきているようですが、その辺りが作中の三者の関係にどう反映されるのかが楽しみです。
今回ちょっと出てきた「太閤検地」については、丸島先生のツイートがまとめられてました。
http://togetter.com/li/333939
http://togetter.com/li/920168
刀狩りと共に実際には厳密に実施されたものではなかった、という話は何かの本で読んだことがありましたが、何よりその目的が生産力の把握ではなく軍役賦課の基準を定めるため、というのが重要なようです。検地も刀狩りも教科書レベルでの解釈も昔とはずいぶん変わってきてるんでしょうね。