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ホリィ(新人)のことを語る

単純に「昔は良かった」と言うつもりはありません。そういう環境では、自分の子供が知らない所で危険行為や迷惑行為に及んでいたり、運悪く事故や事件に遭う恐れもあったでしょう。
実際、帰宅して母親に「こんなことがあった」と話したら、メチャクチャ怒られて一緒に謝りに行った、というケースも一度や二度じゃありませんでした。
具体的には書けませんが、後から考えると、自分でもひどい悪戯や危険なことを競うようにやっていたと、思い当たることはいくつもあります。
懐古的に「大らかな時代」と評価されがちかもしれませんが、どちらかというと、大人が子供の行動に対して鈍感あるいは無頓着であったというのが実情でしょう。特に、自身が子供を育てる立場になって思い返すと、そう思うようになりました。

なお、僕は小学校3年生の時に母の故郷に引っ越して転校したんですが、引越し先の方がどちらかというと「田舎」で、言動に何かギャップがあると同級生からコンプレックスも露わに「都会者」などと揶揄されることがしばしばありました。
それまで好きな時に友達の家に遊ぼうと声を掛けて回っていた癖で、引越し先でも同じように振る舞っていたら、いきなり来るのは失礼だ、みたいな事を言われたりして、ちょっと落ち込むこともありました。
その辺の体験からも、「田舎」よりも周りに親族がいない「都会」の家庭の方が子供を通じた近所付き合いは熱心だったという元記事の分析には、納得感があったのです。