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ホリィ(新人)のことを語る

かんたんブログに「南近畿の戦国時代」の感想が!!
http://trillion-3934p.hatenablog.com/entry/2018/01/07/232911

興味を惹く内容盛りだくさんのようですが、特に気になるのは馬部隆弘先生の「木沢長政の政治的立場と軍事編成」ですね。『室町幕府将軍列伝』でも義晴の奮闘ぶりに興味を持ったこともあり、ぜひ読みたいところ。
>篠原長房さんで知られる阿波の篠原家は、三好家家臣ではなく本来は細川讃州家(阿波守護細川家)の内衆ではないか、という説
これは以前に別の論文でも、長房の祖父・宗半とも推定されている篠原左京進之良が、幼少の晴元に側近として仕えていたことを指摘されてましたし、僕もそうじゃないかと思ってました。
『昔阿波物語』の説では、近江国篠原の出自で、宗半の代に多賀神社神官の荷物持ちとして阿波へ渡って三好之長に仕えたとあるようですが、多賀神社云々が事実だとしても、之長の家臣ではなく同僚の可能性が高いことに。

あと個人的に畠山氏では尚順の紀伊統治について知りたいんですが、「紀伊国における守護拠点の形成と展開」でさらっと触れられているのかな。
ともかく、まあまあのお値段なので悩んでましたが、畿内戦国史の理解に厚みを増せそうな内容ですし、ボーナスつぎ込んで購入しようと思います。