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ホリィ(新人)のことを語る

義稙から義昭まで読んで、そして尊氏からようやく義稙まで一巡しました。
感想はtwitterでもいくつか書きましたが、義尚の任右大将拝賀を巡って細川政元が言うことを聞かない場面にはイラッとさせられつつ、政元らしくて可笑しみがありました。
そこに見る守護との関係や、前将軍御台との関係など、義稙が取り組んだ課題が歴代将軍の課題でもあったことが分かりました。
そういう中で畠山順光のような、低身分から側近取次として重用される者が現れたわけで、以前から考えていたように「下剋上」の時代といっても単純に上と下が入れ替わるという話ではないことを実感します。