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ホリィ(新人)のことを語る

ちょっと木津川市の山城図書館で涼んできました。
山城国一揆関連の本を探してみたんですが、東義久『絵がたり 山城国一揆』(文理閣)が割と最近の研究動向を踏まえつつ惣村側の視点から分かりやすく書かれていて面白かったです。同じ作者の『山城国一揆国人列伝』というのもあるようなので、読んでみたくなりました。
本当はその後、狛野南荘の環濠集落跡の地図を確認して撮影に行くつもりだったんですが、2014年・2015年の『京都府中世城館跡調査報告書 山城編1、2』を読みふけってたらいつの間にか夕方になってました。
残念ながら飯岡城は調査対象にはなってなかったけど、1107年から1600年台に至るまでの軍記を含む文献史料に登場する城館や邸宅、寺の名前と史料名と年月日、翻刻文の簡潔な引用が掲載されていて、更に絵画資料の書き込み内容にまで調査が及んでいて、とても読み応えがありました。
今ブログ記事のために調べてる、永正17年5月のいわゆる等持院の戦いについて、応仁後記や足利季世記の記述と公家の日記など当時の史料を読み比べて、大略がほぼ掴めた感じ。思いがけない収穫でした。