昔にもとある漫画の二次創作されてた方がいて、
しかも、その人と僕も含めて何人かの非常に狭い中で、わいわいファンフィクションしてたんだけど、
ある日、その方のサイトがパタリと更新が止まって、
大丈夫かなーとか忙しいのかなーとか思ってたら、
そこのブログに管理人さんの母親を名乗る人が管理人さんが亡くなった状況を長々と書いていただいて、
僕は得も言われぬ喪失感を味わったことを思い出した。
顔も声もしらない彼が、どんな毎日をおくっていたのか。
この二次創作の場で何をしたかったのかはわからないけれど、
少しでも闘病の救いになってくれてたなら幸福だよななんてそんな偽善で何日も悩んだ後に結論づけた。
でも、その時の無力感と虚無感をまた今味わってる。
同人の世界って今でこそ周りで表にしてる人もいるけど、
ある意味下手に親しい友人など世間に見せられない恥部であるわけで、
それを見せれるのが、名前も顔も知らない「誰か」だった。
だからこそ、その喪失に身内の死とは違う深い悲しみがあるのかなあ。