[映画][三行には収まらなかったので]
ツリー・オブ・ライフ見てきた。
うむー、ストーリーもわかるし、テーマもわかるのに、何このモヤモヤ感。
キライじゃないけど、万人にはオススメできない作品。
精神的な疲労から、一緒に見に行った人とは、この映画の感想あんまり言い合わなかった。
カップルで見に来ていた人も多かったけど、これ最高!面白い!って言ってるカップル居たら、俺はマジで勘弁したい。
ただ、マリック版「2001年宇宙の旅」っていう表現は非常に的を射ている気がする。
キューブリックが宇宙という壮大なモノへの物語を積み上げていった結果、生命の力強さと壮大さに辿り着いたのに対し、
マリックは家族という我々がもっと身近に接するモノへの物語を掘り下げた結果、似た結論に辿り着いたというのは興味深い。
あとはキリスト教的モチーフがあちこちに散りばめられているので、日本ではどういう評価するのかちょっと興味ある。
映像はすごい綺麗。自然光の使い方が抜群に綺麗なので、カット一つ一つが本当に絵画みたいに記憶に残る。
役者さんの演技も光ってたなあ。ショーン・ペン(役者としての)大好き人間としては、ナレーターと断片的な出演だけでもすごいかっこ良かった。
あと、マリックって哲学の先生もしてたっていうエピソード聞くとすげえ納得した。
哲学科の知り合いがこれをどう評するのか聞いてみたい。
もすかのことを語る