/なでしこジャパン

大儀見さんの完璧なポジショニングによるどノーマークシュートで先制。
その後も中国の外側から振り回して攻め立ててる。

働きながらチラチラ15分ほどしか見れてないけど、たまたま2失点目は行きあった。
海堀らしからぬ目測ミスだったね、クロスがそのままゴールとは。

まだ録画を見てないが、昨日からNHK-BSで「日本女子サッカーの30年」と言うドキュメンタリーを連夜やっている。
ここで強く取り上げて欲しいのが「読売ベレーザ（現日テレ・ベレーザ）」だ。
今でこそなでしこリーグの王者はINAC神戸レオネッサだが、30年に渡って女子サッカーを支えてきたのはベレーザだ。
INACと同様にあるいはそれ以上に讃えられていいクラブだ。

勿論、INACが悪いという訳ではない、澤様も確か「神戸の方がサッカーに専念できる環境が整ってる」と言っていたと思う。
（そう言う意味でワールドカップ獲得の欠かせない最後の一押しをしたのはINACであるとも言える）

しかしベレーザはもっと評価されるべき、なんですよ。
過去の強豪、以上の扱いを希望したい。

安藤のゴールがなかなか無いのはね、中盤に戻って地道にプレスすることも、サイドに開いて起点になることも厭わないからなんだよ。
FWなら真ん中に居たいだろう。俺なんかサイドに開くのは中央に空間作って後で自分が入り込むためだ。
でも安藤梢は地道にチームのために自己が目立たたないタスクをこなせる。それが疲弊と途中交代を呼ぶと分かっていてもだ。

そー言やさー、フモフモコラム経由で知った「バレンタインにチョコをもらいたいなでしこの選手は？アンケート」での永里さんの扱いが納得行かないんだよねー。
まぁ鮫島491票、川澄388票のこの辺がぶっちぎりなのは当然だとしよう。
しかし3票って！「岩渕真奈がその他扱い」ってことより「世界最優秀選手が22票」ってことよりおかしいよ！多分！
お前らな、ピッチ上の永里さんよく見てないからこういうことになるんだよ。

ほらカワイーじゃねーか、

ほら可愛いじゃねーか、

ほらかわ…、すまん長友さんだった。

「あ、でも澤さんアメリカに勝ったことないでしょ？」とかチーム内でイジられる澤様の姿を思い描くと、俺の中のなんとか回路がグルグルするのを止めれません。

アメリカは過去10回の女子国際大会で1度もベスト３を逃したことがない。
その相手に次第にペースを握り返し、後半にはクロスを1mも飛ばさせることなくほとんどをブロックしていくシーンは痛快ですらあった。
それでも10回やったら9回は勝てない相手だろう。実際今回も「勝ったわけではない（PK決着は普通引分扱い）」。

実は今でも何だか優勝したということが信じがたいｗ
「そのもの青き衣をまといて金色の野におりたつべし」なんて言われたこの優勝シーンも、どこか合成のような感じさえしてしまう。

元々「優勝は現実的ではない」くらいに思ってたのだが、今回は何度も「やはりだめか・厳しいか」と思った。
イングランドに敗れた時に、
ドイツがベスト8の相手と決定した時に、
ミスからスウェーデンに先制された時に、
モーガンにカウンターを決められた時に、
ワンバックがするりとマークをずらしヘッドで叩き込んだ時に、
全てそこで折れなかった。

番組中大会前の焼肉会で「アメリカ代表に競り勝ってみたいよねー」と誰かが発言した時に、場を支配したのは乾いた笑いと沈黙ではないか。

それほど力の差を「分かっている」相手にも折れなかった。

北京オリンピックでの状態から、主力のスタミナ保存が課題、と思ってたのに、イングランド戦の敗戦によって、ノックアウトラウンドが3戦連続強豪になったにも関わらず、最後まで総力が落ちなかったのは嬉しい誤算だったな。
走りどころとか、縦に急がずにペースダウンさせると言う試合勘がそれを可能にしたんだろうな。

思い返しても、素晴らしい優勝だった。
特番、NHK地上波でまもなく、22時より。