/今日のダンナ

大喧嘩の末全面謝罪の上終始への字口八の字眉で肩を落とし、無言で自発的に家事に勤しんでいる。
必殺しょんぼり顔を出された妻は責められている感いっぱいです。

「鼠みたいになんでもかんでも寝床に貯めこむんじゃありません！」
と怒ったら、
「人は部屋を整理するために生きているんじゃないよ！」
と純な瞳で中二みたいなことを言い腐ったので
「だから片付けろってっつってんだろ！貴様のおかげで掃除も出来ねんだよ！」
とダテナちゃんの勢いでポカポカ殴ってやりました。

日向の座布団に座り、背中を丸めて新聞を読みながら落花生を食べていたが、
「頭が痛いので、今日は出かけないで何くれとなく面倒をみてほしい」
と言ってベッドに戻っていった。

還暦サタデーなう。

寒風吹きすさぶ朝の街を二人で並んで歩きながら、はたと気がついて
「もちお、こんな寒い中毎朝はてこを養うために仕事に行ってくれてるんだね。ありがとう」
とお礼を述べたところ、
「あぁ？ あー」
とおかんに知らん顔する中学生のような返事をしてよそ見していた。

「男性の更年期・・・腕を組んで歩くのがおすすめ、ですって」
「なんで？」
「適度なスキンシップが効果的なんですってよ」
「ああ、人と組むんか。わしゃ腕組みして歩くとテストステロンが上がるんかと思った」

確かにコサックダンスって男らしいですよね。

倫子の真似をして「あ　な　た～！！」と呼びかけたら
「わ　た　し　ー！！」と力強く答えてくれた。

「進撃の巨人」1～3巻を読み返すこと3回。
「もちおもちおアーン」と頭の上から声をかけたらまじビビッていた。

ハイカーさんからのメール
”私から見るとダライ・ラマのようなもちのすけさんによろしく”
　
「もちお、ダライ・ラマみたいだってさ」
「え、 俺、誰かの生まれ変わりなの？！」

「今日はてこ、すごく人と電話で話したい気分」←電話魔だった
「へえ」
「もちおと話すか」←家族通話無料
「もちおもいまそう思った」
「でも、もちお『へえ』とか『ふうん』とかしか言わないじゃん」←電話苦手
「『なあに』も言うよ」

「俺の目が黒いうちは食洗機なんか買わせない」
と言って日頃洗い物をしてくれているが、先日洗い物を頼んだら
「あたし、洗い物は大嫌いなんです・・・覚えておいてください」
と、白目で紫織さんの真似をしていた。

美容広告の年齢当てをほとんど外さないもちおが、中谷美紀（33）という画像を見て
「33には見えないな…40前くらいに見える」
と言ったので、もしかしたらもしかするかもしれないと思った。

と、書き込んだ瞬間起きてきた。ベッドでネットたのしいですね。

食事をする間も惜しんでハイラル城を救っているなと思ったらふいに寝室へ行ってしまった。
かれこれ3時間出てこないが、寝ているのか。

雑誌に限らず一部の女性に対するもちおの毒舌はオネエマンズと張るレベルです。

電車の女性誌吊り広告を見て。
　
「キレイめってキレイじゃないってことだろ」
「きちんと感ってきちんとした感じがするけどきちんとしてないってことだろ」
「美人度アップって要するに（ry」
　
けっこう情け容赦ない。

「ウツボカズラって、ハゲで凹んでる人みたいだよね」
「え？」
「ウツ・・・僕カツラ
ウツ・・ボカァ　ヅラ
ウツボカズラ！」
　
なんだ、人事みたいに。

正座してハイラル城を救う仕事に熱心。
それ以外の時間はオンラインで公開できないようなネタばかり言っている。

「さてと、今日もハイラル城を救うか」と言って起きてきた。

ゼルダの伝説に夢中

「大きいものが目の前で動いてたら目が行っちゃうじゃん！
　人間の目ってそういう風に出来てるじゃん！
　でもそんなとこに目が行く自分って嫌じゃん！
　だから胸が大きい女の人と会うと困るんだよ！」

街で「でかい女がいる！」と思いながら全力で目をそらそうとしている人の気持ちってこんなだろうか。