イベントでさるメイクブランドのリンパマッサージを受けてきた妻。
「今朝起きたら頬と目蓋がすっごいたるんで女装したおっさんみたくなってたの。
マッサージクリームが合わなかったのかな」
「必要なむくみがとれてしまったんだ。はてこさんはむくんでいる方がいいってことだ」
なーにをー。
/今日のダンナ
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イベントでさるメイクブランドのリンパマッサージを受けてきた妻。
「今朝起きたら頬と目蓋がすっごいたるんで女装したおっさんみたくなってたの。
マッサージクリームが合わなかったのかな」
「必要なむくみがとれてしまったんだ。はてこさんはむくんでいる方がいいってことだ」
なーにをー。
「くすぐったい!」←妻はくすぐったいのが大嫌い
「え、どこが?」
「くすぐったいっつってんだろうが。おんなじことしてやるよ、オラオラ」
「やめろよ!」
「ほら見ろ、テメーもくすぐったいんだろ」←激おこ
「重い!」
「あー、ごめん。よいしょ」
「そこに居ても重い!重いよ、寝られないよ!」
「…はてこさんは俺が嫌いなんだ」
愛でくすぐったさと重さに耐えられると思ってんのか。
「離婚だ」とか「他の人間と暮らせ」とか不穏な捨て台詞とともに外出し、未だ帰らず。
朝もそんな捨て台詞とともに別れたが、一時間後に謝罪の電話があった。
たぶんどこか具合が悪いんだと思う。
NEW HORIZONを買ってきて中学英語に精を出す妻。
「surroundって包囲するって意味なんだね」
「チャラリラララ~!!」
「え」
「たったららー ら たったららー ちゃちゃちゃ ちゃらららら!ちゃらら ちゃらららら!」
ドラクエの戦闘曲だった。
昨晩からなぜかオネエ言葉で話していたが、今夜になって
「疲れた!オネエ言葉で話すのはもう疲れたわ!」
と声を荒げていた。
羽毛布団が布団カバーの中でよれて形が定まらない。
「鳥は自由な生きものだからな」
「平均体重まで20kgあるって。体重増えたらどうなるんだろう」
「美人になるんだよ!」
それで太れ、太れと言っているのか。
まじで死にそうな妻をめっちゃ怒鳴りつけながらお菓子や果物を買い与えている。
「自分を置いて行くなんて許せない、ひどい、あんまりだ。愛しているなら元気になるはずだ」
と思えてならないらしい。
本番で息を引き取るときは何をされるかわからない。
「今日も重機ががーごんがーごんすごいよ。quiet comfortかぶって大人しくしとくよ」
「もっと根本的な解決を計らなきゃいけないんだよ。道路のない山奥に引っ越すとか」
大真面目で言っている。
「体重減って痩せて元気が出ない」
「なに?」
「痩せて元気が出ない」
「痩せてちんちんが出ない?」
「元気が出ない!」
「ああ、そうか。まあ元気もちんちんも同じようなもんだな」
「わたしはもちおが他の女性に惹かれてることじゃなくて嘘ついてたことが嫌なの」
「嘘ついてないじゃん!」
「もちおはさ、前は『はてこ以外の女性は好きになったことがなくて、そもそも女嫌いだった』って言ってたよね」
「え」
「女性の女性たるあれこれが本当に嫌で、はてこだけが例外だったんでしょ?でも今は違うんだね」
「ええと、それは結婚してはてこさんを知ったから・・・」
「つまりいつからか知らないけど、今じゃ人並みに女性に惹かれる男だってことでしょ」
「でもはじめは本当にそうだったんだよ」
「他の人に惹かれることは誰にでもあるよね。それを怒っ…[全文を見る]
「はてこさんが帰ってきてうれしいな」
「でもおよその奥さんがすきなのよね」
「違うわ!なに勝手なこと言ってんだ!」
「自分で言ったんじゃん」
「はぁ?!もう知らん!!ああ死にたい!死んでしまいたい!」
「はてこさん、もちおはね、はてこさんがすきだから、他の人に惹かれるような状況には近づきたくないんだよ。
だから素敵な人とか美人な人のそばにはなるだけ行かないようにしているんだ」
「それは近づいたら惹かれるってことで、あとはてこは素敵でも美人でもないけど飼い犬かわいいと思うレベルですきってことでしょ」
「・・・はてこさんはすてきだよ?」
↑この間
一人ぼっちのお誕生日をサイゼリヤで過ごしたとのこと。
「飛行機落ちたらこの時の会話思い出して後悔するからね」
「そしたらそのうちはてこが一番若くなるな」
「最近なんかにくじを言うけど、ベトナムから帰ってきてほしくないの?」
「ベトナムに行ってほしくないんだ!」
「もっちゃんがいいなら費用が尽きるまでいてもいい」と父は言うけど断固NO!!なもちお。
「ヨガやるときに髪の毛邪魔なんだけど、これ着けたら変?」
「変だな。頭がおかしい感じがするな。クマの赤さとどこ見てるのか分からない目がいっちゃってる感を強調してる。後ろから見てる人は頭がおかしい変な人って感じして集中出来ないだろう」
「今日お会いしたみなさん、全員わたしより年下だった。え?この人わたしより下なの?って驚いちゃった」
「… (・∀・)ニヤニヤ」
「なんか酷いことを考えてるね」
「いや、替え歌が浮かんだけどあんまりだったから…」
「はてこに対して酷いこと考えてるね?」
「『年なんか気にすることないのになー』って思ったら『そんなにそわそわしないでー』って」※ラムちゃん
「続きは」
「『あなたが誰よりいちばん いちばん年よー』…(・∀・)クックック!」
ベトナムで暮らそうかな。
「ねえ、わたし今日寝不足で花粉症で風邪でイベントのお仕事だったのに、元気なんだけど。なんでかな」
「ヨガ神さまじゃ!ヨガ神さまがお現れになった!」
「不倫と間違われたくないから指輪忘れないで!」
といつもしつこく言ってくる。
確かに二人で出かけても出先で夫婦だと思われないことが多い。
今日は焼き鳥屋のカウンターで知らないおっさんから「あんたたち、姉弟?」と聞かれた。
「え、夫婦なの? いや、顔が似てるからさ。ふーん。結婚して何年?え、そんなになるの?!」
「息子さんはおいくつですか」と聞かれたこともあった。不倫とは思われないと思う。
「今日は髪洗ってないからヨガ行きたくない」
「いいんだよ、行きなよ、ヨガなんて髪の毛洗わないでギトギトさせて『自然に生きています』とかそういう世界なんだから」
うちはそういうヘビーな教室ではない。
歌いたい気分らしい。
「ゲ ゲ ゲゲゲのゲ 夜は墓場で運動会 誰もいない 俺以外」
怖い。