「やったわ!あたし、あの憎らしいべとべとを、底の方まで手でさわってもキュッキュッて音がするくらいきれいに磨いてやったわ!まったくちょっと暖かくなったら調子に乗って!ぜんぶ退治してやったわよ!」
ゴミ捨て係りとして排水溝の台所の生ごみネット周辺を磨いてくれた模様。
/今日のダンナ
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「やったわ!あたし、あの憎らしいべとべとを、底の方まで手でさわってもキュッキュッて音がするくらいきれいに磨いてやったわ!まったくちょっと暖かくなったら調子に乗って!ぜんぶ退治してやったわよ!」
ゴミ捨て係りとして排水溝の台所の生ごみネット周辺を磨いてくれた模様。
BSでスターウォーズEp3やってる。
クワイガン・ジンと話さなければ、という字幕が出ている。
話しがよく思い出せない妻。
「クワイガン・ジンって誰だっけ?」
「オビ・ワンの師匠」
「Ep1でいなくなったよね?どうやって話すの?」
「イタコ」
そういう映画だっけ?
「あー、マスカラ塗ったら何か変になった!ね、もちおはどう思う?」
「変ね。あなた、変よ」
「アイライン直してみたけど、どうかな?」
「ノーコ・メ・ン・ト!」
化粧のダメ出しはおネエとしてやる。
「もちおさ、最近フィッシュバーガーばっかり食べてるんだよ」
「フィッシャーか」
「うまい!面白いこという!」
「え」
「繰り返し食べることと、繰り返しの画家をかけてて、」
「それはエッシャー」
「!!」
二段ボケか。
「走れ、デブ。走って来い、デブ」
視線の先のスマホには「ランデブー」という文字が合った。
「何その態度!もう嫌い!金に物言わせて男作って浮気してやるから!」←バイト代入った妻
「・・・」←ふふ~ん顔
「『出来るもんならやってみろ』って思ってるんでしょ」
「いや。『諭吉、なんとか言ってみぃや。あ?漱石さんもよぉ』って思ってた」
カラオケ帰りの車を運転しながら、まだ歌いたい気分のもちお。
「こっんにっちは、あっかちゃん このふざけた時代へようこそ キミはタッボイタッボイタッボイタッボイ・・・」
時はまさにミレニアム。
「もちおと結婚してよかった」
「うむ」
「はてこが『別れたい!』って言ってたときに別れないでがんばってくれてありがとう」
「うむ。もちおの言うことはね、いつも正しいんだよ。そうは思えないかもしれないけど」
「じゃあはてこがいつも間違ってるってこと?」
「それは違うよ」
「そうだよね」
「二人の意見が合うときもあるでしょ?」
次回カーナビなしで車がどっちに向かってるかで意見がぶつかったときに思い出してもらう。
「ごめんね」
「これもちお悪くないでしょ、はてこがやったんだよ?」
「ごめんね、悪いと思ってないのにごめんって言ってごめんね」
そこは本当に改めてもらえないかな。
「あの『サロンド・みっち』の前の駐車場でUターンして・・・」
「サノバビッチ?!」
確かに似てる。
「俺のどこが九州男児になってきたか具体的に言わないで『言われなきゃわからないレベルだってことだよ』はないよね?あれから考えたけど、はてこさんは俺のどこが変わったって思ってるの?」
「残業代が出ないつきあい麻雀に朝4時までつきあって、嫁を実家に預けてる人を、東京にいたときどう思った?」
「ああ、なーんだ、そういうことか!ま、それはそうだけどさ、それをちゃんと言ってくれないとわからないよね?」
「こういうところで偉そうな物言いをするところもよ」
「別に偉そうじゃないよ?」
「おまえそれで反省してんの?」
一方その日舅であるはてこ父は
「ダンナが仕事のために4時まで麻雀してたっていうのに、お前は何しているんだ!早く帰って飯の支度をしろ!」
と娘を怒鳴っていた。
「あー!カミさんからよその男の話を楽しそうにされて不愉快だ。もう死にたい。
死んで白蛇に生まれ変わりたい。蛇になってくねくねして暮らそう。セクシーさ満点だ。一日中くねくねくねくねしてよう」
「ヤキモチ焼いたら隠さないで言ってほしい」と頼んだ結果がこれ。
「『彼女と一線を越えてしまった』っていう増田あったでしょう。超えちゃいけない一線ってなんだと思う?」
「覚せい剤キメて三回捕まったんだな」
岡村ちゃんが物事の基準になっている。
「寝ないの?」
「ちょっと待って、ぶーしゃかLOOP観たら寝るから」
すっかり岡村ファン。
ハイクで見かけた岡村靖幸にはまってゲラゲラ笑いながら動画見まくってる。
「心にもないことを言ったね?」
「心にないことは口から出ないんだろう?」
「心にもないこと言ってるじゃん」
「そうとも!人は心にもないことを言うんだ!これでわかったか!」
「喧嘩中の暴言は売り言葉に買い言葉で本心ではない」に対して
「日ごろ思っているから出たんだ、本心だ」と常日頃妻に言われている。
「あのね今日ね古いキーワード発掘して投稿したらねそれが伸びたの」
「ふうん、よかったね」
「なんで『そんなのどうでもいい』って言わないの?」
「言ったって仕方がないだろう」
とてもやさしい相槌だったのに。
「人を呪わば 穴二つ 嫌いな奴が 二人で落ちる 大勝利!!」
どうした何があった。
もちおのfacebookタイムラインを眺めていた知らない人ばかり出てくる。
「この人だれ」
「この人は・・・」
何人目かではてこ登場。
「この人もちおの奥さん?」
「そう」
「どんな人?」
「俺のfacebook見て、いちいち誰か聞いてくるような人」
「支配的な人なの?」
「愛情なんだよ。俺にぞっこんなんだよ」
「ほんとに?」
「そうとも!俺にぞっこんだから聞いてくるんだ!」←得意そう
「そうなんだ。知らなかった」
「俺もなかなかやるだろう」
「そうだね」
そうなのか?
どう返していいかよくわからないコメントを頻繁に妻に寄越す知人について。
「それ、電子無能なんじゃないの?会ったことないんでしょう」
「顔見たことあるよ」
「それは影武者だ」
そうだったのか・・・。