このときなんて言い返せばよかったのか、あとからいろいろ考えたのですが
「あんた、見えてるのか」
といえばよかったのではないかと、いまふと思いました。
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今日のダンナのことを語る
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「昨日はてこを見送って寝間着で病院の廊下を歩きよったらな、背の低いおばちゃんたちが、おばちゃんいうても三十なったかならんかくらいの女の人がな、3人並んで歩いてきよって、真ん中の一人がや、すれ違いざまに俺の目を見て『目が死んどる』っていうたでよ」
驚愕のオチなんですけど、患者に嫌がらせをする妖怪の類でしょうか。
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退院。
吐き気止めが腸の動きを阻害するらしく、一週間の便秘を解消すべくコーヒーエネマまっしぐら。
病院の緩下剤が効かないんだから、これでエネマなかったら摘弁しかない。
物理アタックできる手段があってよかった。
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もちおは妻が太れないことでお医者にいったときこれの逆をやった。
予約3カ月待ちで紹介してもらった大学病院であった。
「太れない?食べても太れないんですか」
「はい」
「いや、食べてないですよ」←
「え?!食べてるでしょ?」
「じゃあ食べてください」
苦笑する医師に追い返される妻。
女性患者より付き添いの夫を信じる医者なんかろくでもないので、いま思えば縁が切れてよかった。
「なんで食べてないなんていうのよ!もちおよりずっとまともに3食食べてるじゃない!」
「食べても太らんなんていったら医者に何されるかわからんじゃろうが!!」
「食べて太れな…[全文を見る]
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食事の時間に手つかずの膳をそのままにしていたら医師が巡回に来た。
「お食事は難しいですか」
「ちょっと…入らんとですよ」※似非博多弁
「そうですか…吐き気は?」
「いまはそれほどでもないですけど、やっぱりきついですね…」
「さっき、階下のカフェでバゲットサンドを食べたばかりなんです」
キッと妻を見るもちお。
「そうですか」
医師はにっこりして帰っていく医師。
「なんであんなこと言うんか!」
「食べたのに食べられないっていったらお医者さん誤解するでしょ」
「いいんだよ!具合が悪いと思われてた方がいいの!」
調子がいいと思われたら医者に何をされるかわからないと思っている。
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「…でしょ。ね、そう思わない?」
コクリ、コクリ。
「思うってこと?」
「俺は マシーン ただうなづくだけの マシーン」
うなづくのはタダだと思っている。
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通じがないので緩下剤を飲むことになった。
「お、誰か後ろのドアを叩いてる」
なかなか使える婉曲的な表現じゃないでしょうか。
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「俺は馬鹿じゃない 俺は馬鹿じゃない 俺は馬鹿じゃなああああああい」
「愛はお洒落じゃない」のメロディで。
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「もちおが息を引き取るときに、はてこが傍にいなくても、恨まんからな」
出来ないときは本当に何もかもできない妻にあらかじめやさしくしておく。
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「ルパン三世と初代あるセーヌ・ルパンは有名でしょう。ルパン二世はどうしたんだろうね」
「二世は飛行機事故で亡くなったんじゃなかったかな」
「え!それどこ情報?」
「あー、違った。これはジョジョだ」
もちおの中の時代物、ジョジョの奇妙な冒険。
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「シャバダバダってどういう意味かな」
「空気が美味しいってことさ」
「聞いた瞬間『くだらないことを聞いたな』と思ったわ」
「10年ぶりだな…ってさ」
ボサノヴァが網走番外地っぽくなる。
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「ショッカーの一員になると、お祝いに北斗の拳の歌を歌ってもらえるんだ。
ユア ショッ…カー!」
俺の鼓動、早くなる。
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いろいろ面白いこといってたんですけど、書きそびれてしまいました。
もっとスピード感を大切にしよう。
昨日は圧力鍋の錘のカタカタに合わせて激しく踊っていた。
鍋をひっくり返すんじゃないかとハラハラした。
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来週また入院する予定でゲーム動画を上げまくっている。
入院中は出品しても取引できないのになんで。
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「この人こころが広いねえ、みならいたい」
「へー」
「なに笑ってるの」
「俺はこんな風に心の狭い自分に満足している」
めっちゃいい笑顔だった。
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「また攻殻機動隊みたいな頭になってきたね」
なぜか妻の髪型が素子さんに見えて仕方がない。
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「ねえ、わたしの眼鏡しらない?」
「洗面所で見たよ」
「そんなとこにいたんだ。何してた?」
「佇んでた」
「へえ」
「俺が歯を磨くのじっと見てたよ。気持ち悪いよな、人の歯磨きガン見してるなんて」
そういう性格の眼鏡だったのか…。
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びっくりするほど治療が功を奏さないのでギチギチで詰める話になりつつある。
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ようやく退院したのに妻が脇目もふらず(Twitterしつつ)溜まっていた仕事に没頭していたので、完全に拗ねて不貞腐れて先に寝た。
去年みたいにクライシスモードが続かないのよねえ。
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今日から入院。病院のコンビニで落札者宛ての荷物送ってた。
/今日のダンナ