小学校低学年の女の子たち。一人が「ほんとにあった怖い話」をしようとしてる。
A「…で入院した日の夜、悪い人が話しかけてきて…」
B「なんで悪い人だってわかったの?」
A「えーとなんか脅かすようなことを言ったの」
B「ふーん」
A「…翌日不思議なおじさんがお見舞いに来て」
B「おじさんって親戚?」
A「えーと親戚だけどよく知らない人なの」
B「それで不思議ってどんな風に?」
A「えーとなんかあんまり慰めたりそういう嘘っぽいことを言わないの」
B「ふーん」
A「…ってからそのおじさんは消えちゃったの」
B「消えちゃった? どうやって?」
A「えーとだから知らないうちに帰っちゃったの」
B「ふーん」
リアリストB子ちゃんの突っ込みでどんどん話が怖くなくなっていく。
A子ちゃんちょっと泣きそう。
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偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
園児とお腹の大きいお母さん、道を歩きながら
園「あたちおねえさんになるの」母「弟かな妹かな」
園「うまれたらおむつかえてあげるの」
母「(嬉しそう)ありがとう」
園「このまえここにへびがいたの」
母「…」
園児的には弟もしくは妹も蛇も同じ地平だったっぽい。
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
なか卯にて、外国人の店員さんとあまりこういう店に来なさそうな中年婦人
婦「あの、おみおつけを別に頼んだりできないのかしら」
店「おみ…?」
婦「ああ、つまり、お汁」
店「お汁ですか。ありません。すみません」
婦「ああそうなの、わかりました」
なぜふつうに「味噌汁」って言わなかったのだ
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
今起きたことをありのままに話すと
焼肉屋、隣席のアゲハ的御一行
「墨田区の"すみ"って"黒に土?"」
「あれ? 黒に土?」
「あれ???
「あっ入れ墨の墨!!」
瞬時に全員が理解した
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
ライヴ会場で後ろに並んでいた女の子ふたり。
「えーじゃ次で10周年じゃん」
「すごーい。ユニヴァーサル?」
「うんユニヴァーサル!」
(少しの沈黙)
「ちがうアニヴァーサリーだよUSJかよ」
なんだか可愛かった。はらはらしたり安心したりしてしまった。
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
ライヴハウスにて。
「バックバンドの長髪の人いいよねー」
「あーチェロとかトロンボーンみたいな楽器の」
ウッドベースないしダブルベースという言葉が出てこなかったらしいのだけれどそれにしても
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
大学生の男の子と女の子
「俺あんまりモノなくさないんだけど。Zippoとか高いしなくせないじゃん」
「たっかいよねーなくせないね」
「だからなくさないんだけど、まあ3回なくしたことあってさ」
「えーやばいじゃん」
「いや見つかったからいいんだけど」
「よかったね」
「だからあんまりなくさないんだけどあと財布とかも」
「あーうん」
「2回くらいかなないって焦って」
「あら」
「でも見つかってさー」
「ふーん」
「あ、あと俺いっかい自分の財布拾ったことある」
「…」
どんどん相鎚が適当になっていく女の子の顔が見えなかったのが残念でならない。
つかなくしすぎ
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
数年前、中央線で。
じいさん「まったく今日は〇子さんのおかげですっかり晴れたなあ」
ばあさん「ええほんとに立川っていいところですねえ」
じいさん「そこはやっぱりあれだ、アンパンには牛乳に限るな」
噛み合わないながらも仲睦まじいじじばばデートでした。
今どうしてるかな。
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
子供が中学お受験のお母さん2人。
「でもそんなね、無理に勉強させて人間性が壊れてしまったらと思うと親として辛いじゃない?」
「そーそー、だったらいっそのこと普通に地元に行かせたほうがって思うのよね」
「そーそー、そしていずれ自主性が目覚めたらそのときね、」
う そ つ け
偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話のことを語る
高校生の女の子。
A(つまんなそうに)「お父さん、海老蔵に似てるんだ。一緒に歩いてると人に言われるくらい」
B(つまんなそうに)「ふーん」
自慢したり感心したりするとこじゃなかったのかあ。
/偶然聞こえてなんかツボった、赤の他人の会話