/家族との会話を晒す

「スティーブン・キングの本て何か読んだことある？」
「あるよ。ゲームの達人とか」
「それシドニィ・シェルダン」

は「ねえ、まだ怒ってるの？」
も「当たり前だろ！」
は「じゃあはてこをぶつといいよ。スカッとするよ」
も「俺は女殴ったってスカッとなんかしねんだよ、体格のいい男をぼこぼこにしたときスカッとするんだよ！ …あ」
は「あ？」
も「…じゃあ、おまえは俺を殴るとスカッとするな」

は「見てみて、これすごい」
も「うわー、上手だねえ」
は「モモがいるｗｗｗ」
甥「この右側の人、キュベレイだねえ。ぼくガンダムすきだから知ってる」
は「そうなの？ キュウベイじゃなくて？」

「もしもし」
「もちお？」
「うん、いま、」
「えー！ 久しぶりじゃなーい？ 元気だったー？」
「あー、うん」
「どこから？ 今何してるの？」
「仕事終わって、いま駅なんだけど」
「わあ、そうなんだ。お疲れさま。よかったら遊びにおいでよー」
「あー、うん」
「何もないけど」
「何か買っていこうか」
「ううん、いいよー。来てから考えるから」
「わかった。じゃあこれから行くね」
「うん、待ってるね。わー、楽しみー。気をつけてね！」

わたしは、少し寂しいのかもしれません。

「このまえのノベルって何だったっけ」
「レベル？」
「小学生から大人まで」
「何の話なの。主語は」
「本屋行ったら買える？」
「連想ゲームかよ」
「覚えてないのか」
「ラノベ？」
「そうそう、それそれ。本屋でラノベくださいって言えばいいのか？」
「いや、ラノベってライトノベルっていうジャンルだし」

未曾有の危機報道されている日本の妹にアメリカから聞きたことはそれか。

skypeでカリフォルニア在住の兄から。

「こっち、いま嵐」
「あら。」
「歌手じゃないほう」

面影ラッキーホールの好きな男の名前腕にコンパスの針で書いたを聴いて

はてこ「腕にコンパスで名前なんか書かれたら迷惑じゃない？」
もちお「『迷惑だと思うけど』って言ってた」
はてこ「迷惑だろうと思ってるのになんでやるの？？」
もちお「自分を苛めたくてって言ってた」
はてこ「はてこだったら『やめてよ、だいじな名前なんだよ』って言っちゃう」
もちお「『アニメのキャラクターの名前でも書いてろ』って言う」