長田農法実践の本なのだけれど、実践内容も参考になることながら、脱線部分もおもしろい。うまくできた作物をねらう動物との丁々発止とか。最後にはイノシシまで出現(笑)。基本的には地植の栽培法について書かれているが、ところどころコンテナ栽培についてもふれられているので、コンテナで野菜作ってる人にも参考になるかと。
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While the Light Lasts and Other Stories (Agatha Christie)
ポワロもの二つやマン島の新聞に掲載された懸賞小説やロマンス小説、ホラー等々の全9編。
真綿で首を絞めるような、怖い小説多し。
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THE BIG FOUR by Agatha Christie
間にワールドカップが始まりえらく時間が掛かってしまった一冊。
ポワロさんちょっとドSというか外道というか鬼畜というか。だまされてもだまされてもポワロを信じるヘイスティングスが健気でかわいそう(^^;)。ところで彼の奥さんほんとにシンデレラって名前なの?
しかし派手な物語だった。これのポワロはほぼ超人ですな。
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『ブラックジュース』マーゴ・ラナガン(著) 奇想コレクション
他人の夢を覗いてるような感覚を味わえる短編集。お絵かきする人は、がんがんお絵かきしたくなるんじゃないかなー。
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TAP グレッグ・イーガン(著) 山岸真(編訳)(河出書房)
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N or M (Agatha Christie)
一番大きなひっかけがすぐにわかってしまったので、後はずるずると展開にだまされず。
第二次大戦時の英国内親独家ってかなりの問題だったんだろうなとか、アイルランドの問題とかも、背景。
トミーとタペンスは、たとえ家族を構えようとも、まず「相棒」なんだよなあ、とにんまり。
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『ナチス・ドイツの有機農業 「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」』 藤原辰史 (柏書房)
・ナチスが侵略した地に移植しようとしたのは、「民」だけでなく「景観」、なぜなら、ドイツ的景観は彼らにとっての「人間」育成に欠かせないものだから。彼らが「本来の」景観とするものに含まれない存在は、虫でも人間でも平等に駆逐する、それが彼らにとっての生命空間での平等。
・エリート=都市の人間の考える農業政策と、農民の現実とのずれ。土地を譲渡することができない(故に土地担保に借金ができない)・長男以外への分割相続が許されない法律(帝国世襲農場法)…[全文を見る]
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TAKEN AT THE FLOOD by Agatha Christie
宿主に死なれた宿り木の話。一番大きなひっかけ部分(とそれから帰結する犯人)はすぐわかったのだけど、犯人が○○とは。わからなかった。ちょっとヒロインが苦手。特にオチが。
『博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話』サイモン・ウィンチェスター(著)
タイトルの二人の人生ももちろん興味深かったが、OED自体の編纂方針や編纂方法、言語協会の役割、理神主義、統合失調症の変遷等々、考えるところが多かった。言葉はやっぱイデオロギーとかいうようなものと切り離せないものだなあと。だからこそ、この辞書の編纂方針は尊い。影響が大きかった理由がよくわかる。
メル・ギブソン主演で映画化って、ほんとにできたんかしら。
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『墨攻』酒見賢一
城市(社会)は法と情あい揃わねば存続しないと知る話。
勝利ではなく拠点の守護のため不敗不退を目標とする、のは、『泣き虫弱虫葛孔明』にも通じてるかも。
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『野村胡堂探偵小説全集』 末國善己(編) 作品社
創作篇と評論・エッセイ・発言篇の二部仕立て。編者解説も作品それぞれ、特徴、時代背景や流行について語られている。
いくつか未完の作品も収録されてて、がっかりしたり(笑)
なんだか『銭形平次捕物控』にも興味出てきた。
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『破局(異色作家短編集10)』ダフネ・デュ・モーリア 早川書房
原題The Breaking Pointが特徴にぴったりの短編集。ヒッチコックが彼女の作品を原作に使ったことに納得。
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A MURDER IS ANNOUNCED by AGATHA CHRISTIE
ミス・マープルもの。犯人はわかったが正体がわからなかった。年輩の未婚あるいは独身の女性が多く出てくる話。
読み応えあっておもしろかった。
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『思考機械』ジャック・フットレル(ハヤカワ・ミステリ文庫)
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『サンドキングズ』 ジョージ・R・R・マーティン
もっとも苦手な類の生き物がでてくる物語に、髪が逆立ち涙目状態で読了。わたしにとっては恐怖小説だった(T_T)
今晩悪夢にうなされたらどうしてくれよう。
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Sad Cypress by Agatha Christie
真っ赤なニシンにしっかりひっかかったー!まさに、ポワロの挙げたののもうひとりの方だと思ってた。個人的に良かったんだか悪かったんだか。
ラスト近くの車での二人の会話がいちいちすごくよかった。クリスティ本人の人生と少し重ねて考えてもみたり。
最後のポワロの言葉が切ない。
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『ブラウン神父の醜聞』G・K・チェスタトン
ブラウン神父は真に無邪気。無邪気が真実を見つけることに必須、の体現者。
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あ、『第弐部』です。
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『泣き虫弱虫諸葛孔明』酒見賢一
最大の貢献は団の体質改善にあったというのが説得力ありすぎ。それと、カリスマ(殿)はキャッチーな名言思いつきすぎ。
このままいくと思いっきり脱線して平行世界に飛んじゃうんじゃないかと読みながらはらはらしてる。歴史小説ってこういうもんだっけ?
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『毛沢東のバレエダンサー』リー・ツンシン
こういうの読むと、政治って人間の寿命よりもはるかに短いんだなあとあらためて思う。映画も見たい。
『THE MAN IN THE BROWN SUIT』Agatha Christie
ノンシリーズもの。かなりロマンスより。というか途中で「え!?」って言っちゃったくらい謎解きがあるのになぜ読後の印象がミステリーよりのハーレク(ry もっぺん読むかも。
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ピュア、イノセント、ヘルシー、ポジティブ、リアリティ等々の「常識的にプラスにカウントされるもの」への信奉が信仰に近くなってくると世界はグロテスクになっていくのだなあと。宗教でないだけにかえってたち悪かったり。
中心にも周縁にもいられないことの理解されなさ、孤立無援さ。寓話でなければ耐えられないかも。
/本