ル・カレ『スクールボーイ閣下』
数年ぶりに読み返し。
毎回ずしーんとなって読み終える。
長くてままならない旅を終えてスマイリーの背中越しに世界を見回すとすぐまた最初から読みたくなる。
自宅での発掘を諦めてKindle版で買った。
iPadが完全に書物に見えてきた
/本
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ル・カレ『スクールボーイ閣下』
数年ぶりに読み返し。
毎回ずしーんとなって読み終える。
長くてままならない旅を終えてスマイリーの背中越しに世界を見回すとすぐまた最初から読みたくなる。
自宅での発掘を諦めてKindle版で買った。
iPadが完全に書物に見えてきた
「ルパン、最後の恋」
Kindleデビューです。
どうせならかつて紙で持っていた本とかじゃなく新しく出た本で始めたかったので。
シムノン『倫敦から来た男』
シムノンを愛する人がなにを、なぜ愛するのかやっとやっとわかった気がする。
これまでシムノンの作品はいくつか読んだことがあるという程度。
矮小さも含めて人間に寄り添う視線というのを頭では理解していてもなんとなく息苦しい気がして必ずしも好んで読みたいわけじゃなかった。
卑小な人間がほんとにどうしようもない卑小な罪を犯すんだけどその罪と運命に向き合っていくうちに言いようもない気高さに辿り着いてしまう。
こうやって書くととても凡庸になってしまうのでわたくしの感じた強いて言えばフランドルの絵画に稀に差してくる光みたいなあれは小説でないと表現できないのだろうと思う。
昨日ですが
埼玉県立近代美術館のミュージアムショップで年数を経過した展覧会の図録を値引きしていたのを漁って発見した、
「イスラエル美術の現在」の図録。
この展覧会はずっと後になってから知って悔やんでいたものなのでほんとにうれしい。
寄稿されている論文も読み応えありそうだし、装丁もかっこいい(撮るためにプラスチックのカバーを外してありますが)。

驚異の発明家(エンヂニア)の形見函 アレン・カーズワイル
出た途端に買ってなぜか今まで放置していたのだけれど読み出したら面白くて一気に読了。
衒学と表象の底からやけに楽天的な物語が立ち上がってくる。
今確認したら買ったのは2003年。今は文庫になってるらしい。
攻殻関連一気読み。
もともと活字と映像を調和させて楽しむ能力が低めみたいで、活字の映像化は拒否する傾向にあるんだけど
映像→活字の順だとわりと素直に楽しめることがわかってきた。
文字には文字の生命がある。それをちゃんと見つけて読めたから面白かった。
フィリップ・ショート『ポル・ポト—ある悪夢の歴史』
デレク・バーフィット『理由と人格ー非人格性の倫理へ』
モッシェ・ハルバータル、アヴィシャイ・マルガリート『偶像崇拝ーその禁止のメカニズム』
わりと楽しみ。どっちからにしようか。