/母

高橋大輔を観ながら
母「爪先、二回とんとんってしたわよ！」
私「かっこいいねぇ。」
母「か〜っこい〜い♡」

ははの　めんえきりょくが　３　あがった

母「金沢八景ね。」
私「金沢文庫だよ。」
母「文庫の方ね。口角を上げて言ってみて。」

言いません。

6000円どころじゃなかった…。3万円下ろして行って、ほぼ使い切ったそうです。

岩手旅行から昨日帰宅。（その前は秋田に行っていて、その前は青森に行っていた。）大船渡をボランティアガイドさんに案内された話をして、その時の光景や内容を思い出して、目を赤くして鼻をすんすんいわしていた。
どこへ行っても「どうぞ、お買い物をなさってください。それが一番の力になります。」って言われたそうで、「だから6,000円もお土産買って来た！」と胸を張っていた。
ひっつみ汁を食べていたら、BSのTVの取材を受けたという。「こんな年寄り取材しても、見る人つまらないでしょうに。」と言うので、「今一番お金を落として、一番フットワーク軽い世代なんだから。影響力あるんだから。」と、褒め讃えた。
三陸、行きたいなぁ。

母、お友達から手編みのストールをもらう。とてもステキなストール、２枚目。二人してお茶を飲み飲み、ストールを褒めそやしては「編み物女子」の生態を想像で語っていたら
母「でも、お母さんだって昔は手芸っぽいことしてたのよ。」
私「うんうん。ニットスーツとか編んで着てたの、写真見たもんね。」
母「おじいちゃんに編んだマフラー解いて、セーターにしたりもしたでしょ。」
私「あぁ、あったねぇ。うんうん。」
母「よかったら、あげるわよ。」

この流れで断れるはずはなく、母が二階から下ろしてきたセーターを恭しく受け取る。
母「ナフタリンくさいけど、はい！」
私「ありがとう！あれ？何か付いてるよ。」
母「どれ。……………食べこぼしね！」

洗って。洗ってからしまって。

ウォシュレットのリモコンが利かなくなったと、町の電器屋さんに電話で聞いて、電池を交換して解決。私が壁にリモコンを嵌め直していると…
母「あぁ、これでおしりを汚れたまんまにしなくてすむわ。」
私「！！！　洗って！？今すぐ洗って！！直ったから！！」
母「ほっほっほ！嘘よー。ちゃんときれいにしてたわよー。」

あぁ、びっくりした！いや、疑わしい気もするな。本当にきれいにしてたのか？

昨日、テレビで富良野の積雪ぶりを見て
「ぎゃん！お母さん、北海道、住めない！」

北海道も住んでくれとは言っていません。

うちの母は「半沢直樹」の最終回ラスト30分だけ観たそうです。
それでも「あの嫁はいい嫁」だとわかるようです。

母「お母さん、４時からマリー・アントワネット観るから。」
私「映画？」
母「ううん。ブロイラーっていうの。」
私「…ザ・プロファイラー？」

ニワトリかよ！って自分で言っていました。

「消費期限切れのピザをふるまう」というので行ってきた。「とはいえ、おいしいよねぇ。」ともぐもぐ食べ終わると、「パンもあるわよ。はちみつ塗って、いかが？」と、特別何っていうわけでもない素パンを勧める。丁重にお断りすると、「焼き芋あるわよ。（ちーん）はい、マーガリンも。」と真ん中はまだ冷たい焼き芋を押し売りされた。そうするうちに13時になり「じゃぁ、お母さん、BSで映画観るから。」
呼び出されて12時に行って、13時にお払い箱になりました。
玄関に向かう私に
「あ！芋ようかん、食べなかったわね。」
ここは川越か。

昨日、「綾野剛を観てきたよ、ライブで。大人気で女性ファンでいっぱいだったよ。」と言ったら、「あれよ。殿でね、人気が出たのよ！」と母。
その後の母の殿語り。
「可哀想でね、もう可哀想で。」
「気の毒でねぇ。いつ観ても気の毒で。」
「歯医者さんに40万円払ってなくてね。」
ちょっと待った！それは長谷川博己だ。すると
「（尚之助さまも）気の毒でねぇ。」
「でも、まぁ、殿ほど気の毒ではなかったけど。」
「でも、報われなくてねぇ。まぁ、殿ほどではなかったけどね。」

イケメンって有り難いな。
母は、きっと長生きするよね。

中華街に行ったとき、母リクエストのお店まで先導したら
母「男みたいね！！」
褒められているのはわかります。けど、もう少し言い方が…。

母と妹が売り物の矯正箸を試しては「効果がよくわからない。」と言うので、「私が使ってみればわかるんじゃないかな。お箸の持ち方おかしいから。」というと
妹「え！？」
母「長女なのに？大勢で見てたのに？」
それはこちらの台詞…。気がついてもいなかったとは…。

「冷たい豚汁食べる？」と言う。
こういう場合、「冷やしていただく夏の豚汁」を想像してはいけない。「あぁ、豚汁を温め直すのが面倒なんだな。」と台所に立つと、「お母さん、お湯湧かすのも面倒で。」
このお方は、ついにインスタントみそ汁を水で溶こうとしましたよ！

「むかごごはん炊いたから、食べる？」と言う。
こういう場合、むかごごはんしか出てこないので要注意である。
やはり、お盆に乗ってきたのは、むかごごはんの盛ったお茶碗と、お箸のみであった。

母「コーヒーゼリー作ったから食べて。寒天だけど。」というのでいただいた。
母「お砂糖入れてあるけど、どう？ちゃんと甘い？」
私「というか…コーヒーの味もしない…。」
母「え！？じゃぁ、なんの味？」
私「…ほろ苦い水の味」

その後、自分でも食べてみて「天草の味がする。」と言っていました。

今日は会の準備に動員されていたのですが「録画を早く見たいので、ここで失礼しますね。」とお茶べりもせずに帰宅したそうです。録画していたのは、前橋育英vs延岡学園。どちらを応援していたのかなぁ。

あれほどゴーヤに執着していた母。今日帰り際に「ゴーヤ穫っておこうか？」と言うと「いい。明日でも明後日でもいい。茶色くならなきゃいいんだから、いつでもいいし。」とのこと。甥っ子のお世話で弱ってきているな！

「妹のところにゴーヤを持っていきます。」とメールが届いたので、手遅れとは思いましたが駆けつけたところ、やはりベランダの柵を乗り越えて、ママン空中農園からゴーヤを収穫していました。毎夏「落ちるだけならともかく、身動きが取れないまま熱中症にかかるよ！」と言ってあるんですけどねぇ（´・ω・｀）

来客に備えて、年齢の出る首回りを小粋なリボン結びで彩っているのは、冷え冷えネッククーラー。