/母

「買い物いってくるから電話きたら出といて」と携帯おいていったんだけど
母よ携帯は携帯しろよ

「でも衣笠さんはよく喋るわね妹の夫は口が重いけど」
解説なんだから喋るひとじゃないと困るぜ

「さぁ諒ちゃんにご挨拶して」といいながら父の部屋からわたしのところにきたので？と思ったら
「お父さんの部屋にいたの」
と両手につつんだセミをみせてくれた
みせなくていいから！
生きていたらしく玄関から逃がしてた

自分の実家の電話番号がわからないらしいw
いまは誰も住んでいないから、うちの電話番号簿にも載っていない
母「だからどっかにかきとめておいたんだけど」
わたし「いっそ携帯に登録しておけば？」
母「でもわたし携帯を携帯しないから」
意味ねぇ

「プロ野球みるんでしょ？お父さんの部屋あいたからそこでみれば？」
有り難いけれど母よプロ野球ではなく高校野球であり今日は休みです
メジャーリーグのことなら父の部屋ではみられません

父がいる日はMLBは諦める

おば①の服が素敵と褒めたあと
「あんたなんかスタイルなんてあってないようなもんなんだから何着たっていいわよね」

自分はいちまんにせんえんの座布団に座りわたしには
「あんたの座布団はなし。肉布団あるから」

ロシアや共産党の話になり
母｢岡田嘉子の旦那さんて誰だっけ…杉…｣
わたし｢旦那さんじゃないわよ愛人。二人とも結婚していたからね。杉…｣
母｢わかった！大杉栄よ｣
母、それは伊藤野枝の夫です。関東大震災のときに虐殺されたんだし時代がずれていないか？杉しかあってないし

ドラマwomanにはまっている母に満島ひかりと小林薫が瀬戸内寂聴の私小説「夏の終り」の映画化でまた共演するんだってといったら

母「きれいすぎるわ！満島さんは目がおおきいのに。キンタローが瀬戸内寂聴役やればいいじゃない」
似てますかね

私母は別に怖くはないですが妹にハイク面白いよってすすめたら
｢私のこといっぱいネタにしてるんでしょ｣
ばれてーら妹は怖い鴨

母｢ね松井秀喜くんは凄いねVIPとったんだから｣
私｢MVP｣
貴賓客か松井君は

実は今日から父親がショートステイで施設へいっている
10月に母方の祖母の三回忌でまた父を施設に預けて母たちが故郷へいくので、その予約を優先的にとれるようにするための利用なのだが
母は慣らし保育といっている（をい）
そんなわけで最近父の荷物作りにおおわらわだった母親だが
昨日
｢あ、お父さんめがねいるかしら｣
とわたしに何度もきいてきた
父は白内障
｢いるんじゃない？新聞…は読まないか、でもテレビとかみるだろうし聞いてみたら｣
といっていたのだが
今日帰宅すると居間に父の眼鏡がおいてあった
わたし｢いらないっていったの？お父さん｣
母親｢それがねぇあたしも朝忙しくてすっかり忘れてちゃって。お父さんも着いてから眼鏡がない！とかいって遅いっつーの｣
昨日あんなに大騒ぎしたのは何だったのか

母｢芸能人ってすぐ離婚するじゃない？ほらさやか様も｣
私｢さやか様？｣
はは｢ほら女優のキモいとかいって｣
わ｢サエコ？｣
は｢違うわよーなんだっけなサヤコ？｣
それは元皇族だ謝れ
ワ｢誰だかわかんない｣
ハ｢絶対しってるわよー｣
そんなこといわれても
その後しばらくたって
母親｢わかった！エリカ様よ！ほら旦那さんをキモいとかいって｣
わたし｢…カしかあってないし…何でさやかと間違ったの？｣
親｢ほら苗字が、さ、さなんとかっていうじゃない｣
わし｢沢尻エリカね｣
ははおや｢それとまじったのよ｣
サとカしかあってませんが

昨日の夕飯メニュー思い出しながらメモ
母親｢あれ昨日のハンバーグの、にんじんの横にあったつけあわせ名前が思い出せない…なんだっけ？モロヘイヤ？｣
私｢オクラ！｣
一文字もあってないし
共通点はねばねば位か
なんだよモロヘイヤのつけあわせって
まぁハンバーグのつけあわせにオクラもないと思ったけど

昨夜8時から歴史館をみるといいつつ7時半すぎに買い物にでかけ
7時59分に帰宅した
自分でもすごいっていってた

入浴介護を週二回受けてる父であるが暑くなってきたからか入浴介護がない土日のどちらかに一人で風呂に入る（母は見守り手伝う）
しかし血圧や血糖値が安定しないので心配した入浴介護のかたやケアマネージャーや訪問看護師さんが母と相談し土日どちらでも入浴介護をうけられるように調整した
その話を父に母がしたところ
父｢いいよ！いらないよ！一人で入るよ｣
母｢一人でって血圧たかかったりするんだから計ってからじゃないと危ないでしょ。うちでは計れないのよ。私も介護できないし｣
父｢大丈夫だよ｣
母｢何を根拠に大丈夫だっていえるのよ！看護師さんだってケアマネージャーだって入浴介護のかただって心配して安全を考えて時間やりくりしてやってくれるっていってるのよ｣
父｢いいよいままで通りで｣
母｢あっそう！じゃあ血圧がたかくてお風呂場で真っ裸で倒れてそのまま救急車で運ばれてもいいのね｣
父｢ああいいよ｣
売り言葉に買い言葉

ですよね
｢あんたはそういう人の揚げ足とりばっかりして（←認めてる？）よくないと思うよ、そういうの。私なんかよほどのことがない限り黙ってるわよ｣
とまで言われたのですが
別に家族間でいいまつがう分にはほっといてもいいが

しまむらをいまむらとかにしむらとかいっていとこに爆笑されたり
いとこのお嫁さんの名前を間違えたり
ご近所さんとの会話で有名人の名前を間違えて平然としていたり
失礼もあるってことなんですけどね

細川たかしを細川ひろしといいまつがったあと板垣退助を稲垣退助といいはなったので指摘すると
｢そんなこといってないわよ！あんたの聞き間違いよ！｣
と逆ギレ

テレビの宮崎哲弥をみながら
｢まぁこのひとモグラみたい｣
あの私彼（の顔）結構すきなんですが

叔母がもってきてくれた先月生まれた叔母の孫の写真をみて
｢まー可愛い豚みたい｣
叔母｢豚？｣
次の写真もみて
母｢あら、やっぱり豚｣
叔母｢豚って｣