/母

テレビを見ながら
「あら今の人とよかわゆたかみたい」
私「とよかわ？(トヨエツか？でも全然似ていなかった)」
母「あの人よーほら、あめりか橋歌ったひと」
わたし「山川豊か！(あー似てる)」
どっからとよかわ…てか豊川豊だったら豊作すぎ

私は母に危ないからしないで、と言ってあることがいくつかある。
意地悪でもなんでもない。
でも、母はそれをする。
もう、ホンマにやめて。
何かあってからでは遅いのよ。
歳とると骨が折れても治りが悪い。
最悪寝たきりになることもある。
なんで、自分は大丈夫って思えるのかなぁ。
私は私の面倒をみるダンナや子供がいないからすごく気をつけてる。
母に迷惑をかけられないし、姉は当てにはならないからだ
まだ老人ではないけど自分が歳をとったと認めている。

なんでわかってくれないのかなぁ…
言い方がきついのかなぁ？
意地になってんのかなぁ？
はぁ…ツライわ。

昨夜、パッキーマオと箱パルム一本、お友達にいただいた美味しいチョコレートを食べて、寝て、起きたら、体重が1kg減っていたという。
「なんだよ、うらやましいな。」と思う吉宗であった。

バス停にいたら、見覚えのあるご婦人が隣に並んだ。母だった。
シミを消しに皮膚科へ行くらしい。
「なんだよ、その女子力」と思う吉宗であった。

実家に寄ると「いいお肉があるから食べて！」という。見れば、国産和牛の薄切りがお高いかんじの丸いトレイに乗っている（3割引シール付き）。どうしたんだろうと思ったら

母「検診センターの測定で体重が500g減ってたの！」

母が500g減って、私が国産和牛を食べられるなら、何も文句はないが…。

母「ビールもどうぞ！」

喜び過ぎジャマイカ。

珍しく、水の分量を計量カップで量っているなーって思っていたら、茹で時間は勘だった。

カレーを食べながらダイエット番組を食べ、ごちそうさました途端
「ケーキあるわよ。」
さっきまで渡辺徹のこと笑ってたじゃないですか。

眉間にシワを寄せたら完全にアギーレ監督だった。監督の顔のままでマエケン体操はしなくていいんですよ。

売上半分あげるよ。とフリマの手伝いしてもらったら、まだ着てる服を大量に混入していました。お願いだからやめて。

毎晩皆で楽しく体操観戦。
しかし母上の「どうしても中国の男子選手の髪型が気になるのよねえ」の一言で
今晩だけは技の出来そっちのけであの昭和感をどうやったら改善できるか話し合いました(おい)。

ニュース９に登場した岡田君を食い入るように見つめて
母「最近は歌は歌わないの？」
まさか…！ライブに行きたいんじゃ…？

森繁久彌の番組を見ながら
「私がみたのはラ・マンチャの男だったわね」
私「？！ラ・マンチャって森繁さんやってないよね」
母「松本幸四郎よー、なんか似てるじゃない？話の感じが」
同じミュージカルでもラ・マンチャはドンキホーテ
屋根の上のヴァイオリン弾きはユダヤ教徒の話
各方面に謝れ

「あのノーベル賞とった人の大学みょうじょう大学ってさあ、こないだ新聞一面に広告だしてたわね」
わたし「明星大学？のひとがノーベル賞とったの？」←情弱
母「そうよ教えてる大学ね、まあ勤めるところはどこでもいいわよね、きいたことないけど」
私「明星大学は東京郊外にあるんだよ(先輩の出身校であり、わたし自身も興味ある学科があるから受けようとしたことがあるので知っている)」
母親「そうなの？わたし知らないからめいせい大学って読んでたわ」
で今日新聞みたら明星大学じゃなくて名城大学じゃねーか！
母につっこんだら
「わたしテレビからきこえる音を拾っただけだから間違えちゃった、どっちにしろ知らないわ私学でしょ？(母は国立大出身)」

私「ただいまー」
母「ほら、アンタ、早ようこっち来な。釣りバカやってる、釣りバカ！」
ええ？わたし、そんなに釣りバカ日誌大好き人間じゃないんですけど！？

居間に到着。
私「ハマちゃんもスーさんも出てないけど？」
母「誰やそれ。ほれ、内山くん」
母は体操の世界選手権を見ていました。
釣りバカじゃなくて吊り輪だったみたいです。
内山くんじゃなくて内村くんです。
内山くんはたぶんこんなに筋肉ムキムキしてないです。

シンクロナイズドスイミングはあまり好んでおりません。
いっしょに息を止めてしまうからだそうです。

仕事の帰りに台風用に何か買って行こうかとメールしたところ
「コロッケでも買って来て」

「携帯のカメラが壊れとる」と言い張るので見てみたら、レンズに乳白色の保護シート貼られたままだった
その後「レンズは下の方についとるからもう少し上に構えて！　レンズここやから指で隠したらいかん！」と指導したんだが、ちゃんと使えるようになったかのう…

母都合での旅行のキャンセルを気にして「◯◯（甥っ子のいる街）に行って、どこか見て回って泊まって、翌日、お母さんは用事を済ませるから、あなたはあなたでどこか見て回るのはどう？」と、気持ちはわかるけど私に何のメリットもない旅行を持ちかける。内容も曖昧だし。

昨日のニュースを見ていた母上、
「そうよね、お母さんは修学旅行に夜行で行ったけど
１コ下は新幹線だったもの。」

でも今考えたら夜行の方が貴重だと思うよー。
27時間(！)かかったとしても。

昨日、実家に寄ったら
「まずい栗ごはんがあるわよ。」
栗ごはんがまずいなんてあり得ないでしょと思ったら、スーパーで買った栗のせいだという。食べてみたけど、ごく当たり前の栗ごはんの味がする。おいしいよと言うと
母「もちもちしていないんだもの。」
私「だって、栗おこわじゃないんだし。」
母「あ！」
栗おこわ気分で栗ごはんを食べたらしい。おいしいよと言って、二膳いただいて帰ってきたけど、たぶん本当の敗因は取りきれてない渋皮だと思うんだ。

母 「ハロウィーンの飾り片付けないとねえ」
私 「えっ！？」

…今月末だと思っていたようです。
通りで飾るのが随分早いと思ったのよ…